ふんきちブログ

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コミネの胸部プロテクターが使えるようにダイネーゼのジャケットに手を加えてみた

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ブログのタイトルにもあるように、趣味にかまけていつも財布が寂しい私ですが、秋冬用のジャケットはダイネーゼ。

ダイネーゼはイタリアのブランドで製品は輸入品となるので、けっこう良い値段するんですよね。でも、カッコイイから良いのです!

今回は、背伸びして買ったダイネーゼのジャケットに、コスパに優れるコミネの胸部プロテクターを取り付けられるようにしました。 

ダイネーゼのジャケット

今所有しているジャケットは、下のリンクにある「G.CRONO TEX」というファブリックのジャケットです。

このジャケットには、着脱可能なインナーが付属しており、さらにベンチレーションも設けられていて、温度調節ができるオールシーズンモデルです。でも、実際に夏は生地のしっかりしたものは暑くて着られないので、実質的には春秋用になっています。

それにプロテクターもしっかりしていて、肩・肘が標準付属。

背中は別売りですが「MANIS D1 G2」というものをジャケットに入れて使っています。ヨーロッパの安全規準であるCE規格(レベル2)に合格していますし、かなりゴツくて安心感半端ないプロテクターです。

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さて、問題の胸部プロテクターに関してですが、このジャケットはボタンやベルクロで固定できるような作りになっていません。

そのため、 下のようなアンダーベストタイプのプロテクターを着て、その上から洋服&ジャケットを羽織るといった運用をしています。 

 

しかし、この運用がけっこう面倒だなと思うことがしばしばあります。買う時は興奮も相まって「そんなの構わん(`・ω・´)」と思ったのですが、時間が経てばやはり……。

 

(1)バイクから降りても脱げない

私は、アンダーウェア→プロテクターベスト→Tシャツのように重ね着して使っています。より身体に近い位置で身に付けられるため、フィット感は抜群です。

でもその反面、バイクから降りても脱ぐことができないんです。

バイクに乗っているときは良いのですが、問題は降車後。ツーリング先で観光するときは歩き回りますが、プロテクターベストがあると動きづらく、邪魔だなぁと思う場面が結構ありました。

(2)夏は暑い!

プロテクターベストを着ると、服を一枚多く着ているのと同じ状態ですので、気温が高い季節には暑くなって辛抱ならん状態に……。

体温調整でレイヤリングは大事なものですから、最初から「脱げない一枚」があるのは結構ネックだなぁと感じます。

 

コミネの胸部プロテクター

ここで登場するのが、コミネの胸部プロテクター(SK-624+SK-633)です。

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このプロテクターは、夏用のメッシュジャケットで使っています。

写真を見るとプロテクターにボタン(凸)がついてますが、夏用ジャケットにもボタン(凹)が付いていて、これを留めることで固定できるようになっています。

ボタンで固定するので、プロテクターは自由に着脱が可能。しかも、一枚板なので衝撃に対して安心できますね。

どうにかして、ダイネーゼのジャケットにもこの胸部プロテクターが使えればいいのになぁ、ハーネスで身体に固定するタイプを買うしかないかなぁと悩んでいましたが、つい先週ひらめいたのです。

「ダイネーゼのジャケットにも、このボタン(凹)をつければいいじゃん!」

 

用意するもの

コミネプロテクターの取り付けにあたって必要なものは、次の通り。

  1. ホンダの胸部プロテクターのスペアテープ
  2. 裁縫セット
  3. 小学生時代に家庭科の授業で身に付けた裁縫スキル(`・ω・´)重要

 

(1)ホンダの胸部プロテクターのスペアテープ

この胸部プロテクターを留めるボタンですが、実はコミネ⇔ホンダで互換性があるそうです。そして、ホンダの胸部プロテクターのスペアグッズとして、ボタン(凹)のテープが売られていたので、これを購入しました。

 

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2枚1セットで定価972円(税込)。

ボタンテープ1枚あたりに、ボタン(凹)が7個付いています。ちなみに、このボタンテープを胸部プロテクターに留めるとこんな感じです(下の写真)。ボタンの間隔もバッチリ合っています。ヤッタゼ!

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(2)裁縫セット

小学生の時に買った裁縫セット。大人になった今でも、ほつれたボタンを修復したりと意外と使う場面があって、重宝しています。

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(3)小学生時代に家庭科の授業で身に付けた裁縫スキル

玉結び、並縫い、かがり縫い、玉止め、まち針、仮縫い……。

小学生時代に習った家庭科の知識をフル活用して裁縫に臨みます。 

 

ボタンテープの取り付け

ボタンテープの取り付けですが、丁寧に取扱説明書が付属していて、そこに取り付け方法が記載されています。縫い方も。

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基本的にはこれに従いつつ、実際に自分のジャケットとプロテクターを当てながらボタンテープを縫い付ける場所を決めていきます。

取説ではボタンとボタンの間隔が「6.5cm」となっていますが、コミネの胸部プロテクターの場合は「8.5cm」。

この間隔になるように、ボタンテープをジャケットに取り付けます。ただ、プロテクター側のボタンはメッシュ素材の上にあって伸縮するので、ボタンテープの間隔は大雑把で問題ありませんでした。

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取り付け完了

そんなわけで、ボタンテープの取り付け完了です!(下の写真)

 

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こうやって見てみると、意外とハンドメイド感がなくて良い感じです。ジッパーの開閉やインナーの着脱に干渉しない、丁度良い位置に取り付けられました。

そして、コミネの胸部プロテクターを取り付けてみました。

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しっかりとジャケットに留められていますね。なかなか、良い出来です。

 

感想

ほんのちょっとの工夫で、使いやすさと安全面が向上。お気に入りのジャケットの欠点をうまく補えたと思います。裁縫の手間はかかりますが、チャレンジして良かったです(・∀・)!

来週の土曜日(5月16日)にツーリングの予定があるので、早速試してこようと思います*1

 

*1:今現在の天気予報は「曇り一時雨(降水確率60%)」です……晴れろよチクショウ!