築地「虎杖 裏店」で海鮮ひつまぶしを食べてきた
グルメブログもすなる食レポといふものを、私もしてみむとてするなり。
先日、築地に行って海鮮ひつまぶしを食べてきました。
このブログはバイクネタが多いので、たまにはグルメ記事も良いんじゃないかと。そう思ったので、築地「虎杖 裏店」で食べた海鮮ひつまぶしの感想をお伝えします。
ちなみに、虎に杖で「いたどり」って読むそうです。店に入るまで普通に「とらつえ」って言ってましたよ。しかも、裏店も「うらてん」ではなく「うらみせ」。俺の語彙力……。
店に辿り着くまで
「虎杖 裏店」は、築地の場外市場にあります。
最初はグルメ雑誌の築地特集で紹介されていた、虎杖の「魚河岸千両」店に行こうと思っていたのですが。
実際に行くと、やはり雑誌で紹介されているだけあって、店内は満員&行列。カウンター席しかなく、店も狭かったので混雑必至の作り。
私は混雑が苦手なので、その状態を見るや否やこんな気持ちですよ。
虎杖は「魚河岸千両」以外にも支店が何店舗かあって、近くにある「表店」も見たけどこっちも満員。諦めて店を変えようかと思っていたところ、ふと見ると「裏店」の看板が。
期待をせずに店内を覗いてみると、あれ客が居ない。しかも、店内が広いしテーブル席もある!
というわけで、颯爽と入店しました。お店の場所はここ。 「裏店」は虎杖の店舗のなかでは、穴場な場所かもしれませんね。
海鮮ひつまぶしを注文
そんなわけで、「元祖 海鮮ひつまぶし(2,285円)」を注文しました。*1
ところで、メニュー名に「元祖」という語句が入っていますが、ここが業界で初めて海鮮ひつまぶしを作り始めた店なんでしょうかね。
さて、築地虎杖の自慢の一品「元祖 海鮮ひつまぶし」には、3つの味わい方がありました。
(1)1膳目はそのまま
1膳目は、そのまま茶碗に1杯分をよそって味わいます。好みに応じてワサビ醤油をかけて食べるのが良いらしいです。
すごく美味しい(小並感)。
このとき、中央に盛ってあるウニは2膳目のために食べずにとっておきます。最初にウニを食べようとしたら、店員さんに「まだ食べるな」と注意されました。
(2)2膳目はウニご飯
2膳目は、温存しておいたウニをこれでもかとご飯と混ぜあわせ、ウニご飯として味わいます。このタイミングで付け合わせの甘煮のレンコン・しいたけ・かんぴょうを投入。甘煮をそのまま食べようとしたら、店員さんに「甘煮も混ぜろ」と注意されました。
この混ぜる作業が、意外と大変。ウニがなかなかご飯全体に均等に散らず、ひたすらに根気よく混ぜ合わせる必要があり、腕が疲れる。
でも、店員さんの「お客さんの混ぜ方、うまくて筋がいいね。ウチで働けるよ」とのリップサービスをもらい、気分は上々。うむ、この店は素晴らしい店だ。
ちなみに、店員にお願いすれば、代わりに混ぜてもらえるようです。
写真のようにウニご飯を2つに分けるのには理由があって、右のはウニご飯として。左はそのあとの3膳目のために、少量だけ残しておくのです。
ウニの塩っ気が効いて、1膳目と違った味わい。
(3)3膳目はお茶漬けで味わう
最後は、残しておいた少量のウニご飯に、ダシをかけてお茶漬けとして味わいました。ダシ自体は薄味ですが、これもウニの塩っ気と相まって、ちょうど良い風味に。
食べた感想
3つの味わい方で海鮮ひつまぶしを食べましたが、私が一番好みだった食べ方はというと……
1膳目の「そのまま」でした。
せっかくのひつまぶしなのにそんな感想なんて、と思うかもしれませんが、具材の味そのものを楽しむには、何も手を加えない状態が一番だと思ったんですもの。
ただ、ボリュームがあるので、3つの味わい方によって飽きずに食事を楽しめるのは、海鮮ひつまぶしの良いところだと思います。
具材ひとつひとつが非常に美味しく、友人に一度は食べることを勧めても良いと思えるご飯だと思いました。
*1:+500円程度でウニ特盛りになりますが、そんなにウニの分量が増えず、またウニの塩分が若干くどいと感じたので、個人的には普通のをオススメします。