妻と行く。桃と桜のサイクリング2019 ~リニアライドやまなし中央~
今年一発目のロングライドイベント、山梨県中央市で開催された「桃と桜のサイクリング ~リニアライドやまなし中央~」に参加してきました!
「桃と桜のサイクリング」は、その名のとおり、サイクリングをしながら桃と桜の花見を楽しめるのが売りのひとつ。そして、走行距離が約52kmと、シーズン最初のサイクリングにはちょうど良い感じ!ということで、妻と一緒に参加してきました。
桃と桜のサイクリング ~リニアライドやまなし中央~の概要
「桃と桜のサイクリング」は、山梨県中央市を起点に山梨県中央部をぐるっと周回するロングライドイベントで、ところどころに桃と桜のビューポイントがあり、サイクリングをしながら花見も同時に楽しめるコースになっています。
走行距離が約52kmのコースで、エイドステーション(AS)はだいたい10kmごとに全部で4ヶ所。各ASで配られるおやつもたくさんあって満足できそう。いちばんの目当ては、第2エイドのバーベキュー!
昨年の伊豆半島1周サイクリング2018で起伏の厳しさを学んだので、今回は初心者の私と妻でも楽しめるロングライドイベントでなければならない。桃と桜のサイクリング公式サイトのイベント説明文をチェックすると、
コースは、女性や初心者にもやさしい約52km!
昨年の参加者の30%以上が女性でした!
初心者でも十分に走れそうな触れ込み。これは期待できそう!
桜と桃を眺める景色と程よいアップダウンを楽しめる絶好のコース!
ん?
イベント2週間前。ゼッケンが届く
イベントの2週間くらい前に、事務局からイベント案内や駐車場までのマップ、ゼッケンが郵送されてきました。イベント案内の内容が丁寧で分かりやすい。事務局の力の入れ具合に、イベントがますます楽しみになりました。
駐車場に到着
駐車場は、イベント会場から1.3kmほど離れた中央市豊富農村広場です。レンタカーに積載していたロードバイクを降ろしたら、スタート会場に向かいます。
スタート会場「中央市農村公園」で受付
スタート&ゴール会場である「中央市農村公園」に到着すると、たくさんの自転車乗りが居ました。イベントのMCは、よしもと芸人のいしいそうたろうさんが務めていて、スタート前から活気づいてる感じ。
ゼロエイド
スタート前には、マフィンとコーヒー、チョコレートをもらえます。
マフィンは中央市のle vent(ルヴァン)というパン屋の人気商品らしい。生地はモチモチでしっとり。すごくおいしい!
スタート!
スタートは、9:30から。10個前後のグループに分かれて、順次スタートします。
女性または男女ペアだけの走行ペースゆっくり目のグループが編成されたので、私たち夫婦もそこに。走力に自信がない方やのんびり走りたい人に対してしっかりと配慮されていたのが良かった。
また、各グループごとにサポートライダーが3名ほど付いており、サポートはかなり手厚かったです。それと、サポートライダーのゼッケンにはニックネームが書かれていて、参加者と気軽にコミュニケーションがとれる雰囲気が作られていました。
第1AS 八代ふるさと公園まで
スタート会場から第1エイドステーションの八代ふるさと公園までは、およそ10kmの道のり。交通量の少ない道をルートにしているようで、非常に走りやすかったです。
ただ、第1ASまでは上り坂が続くコース。傾斜は緩やかではあるけれど、妻は大丈夫だろうか……。
第1エイドステーション 八代ふるさと公園
第1エイドステーションは、八代ふるさと公園。
南アルプスの山々や甲府盆地を一望できる眺めが素晴らしい公園でした。これまでの上りで妻の体力が消耗していたため、このASでゆっくり休むことにしました。
第2AS 御坂農園グレープハウスまで
第2エイドステーションの御坂農園グレープハウスは、スタートから約23kmのところにあります。ここでは、お昼ご飯としてBBQが振舞われます。肉!肉だよ肉!
第1ASを出発してから7kmほどは、上り坂が続きました。まだ半分も走っていないので、体力を抑えてゆっくり進みます。のんびり走っていると、時たまサポートライダーが「大丈夫ですか」と声掛けしてくれるのがうれしい。
また、この区間は桃畑がたくさんあって、華やかな景色を楽しめることができました。天気も良くて、桃の花も満開。サイクリング日和で本当に良かった!
このイベントではエイドステーションごとに制限時間が設けられていて、指定された時刻までに到着しないといけません。ここまでのんびり走っていたため、ペースを上げないと厳しい状況に。
私
(時刻を確認)んー、このままのペースだと、第2ASに着くのは制限時間ギリギリかも。ちょっとペース上げなきゃ
ロードバイク
プシューーーーーー!
私
んっ?
ここに来て、まさかのパンク初体験
急がなきゃいけないのに、フロントタイヤがまさかのパンク!しかもパンクは初体験!
時間に追われながら初めてのチューブ交換!頭もパンクしそう!もうしてる?あぁ!誰か助けて!「大丈夫ですか?」と颯爽と現れたサポートライダーに手伝いもあって、なんとかチューブ交換ができました(というか全部やってもらった)。
そのあと、サポートライダーに先導してもらい、制限時間ギリギリに第2ASに到着。サポートライダーのヨシキさん、本当にありがとうございました!
第2エイドステーション 御坂農園グレープハウス
参加者やサポートライダー5~6名ごとにテーブルが割り当てられて、一緒にバーベキューをしました。「今日はどこから来たのか」とか「初心者にやさしいってキャッチコピーだけど、アップダウンきつすぎじゃね?」とか、みんなで雑談を楽しみました。
肝心のBBQもボリュームがあって、大満足!ゴール後のトークショーで聞きましたが、前回よりも量を増やしたんだそうです。
第3AS 境川自転車競技場まで
第3エイドステーションの境川自転車競技場は、スタートから約30kmのところにあります。境川自転車競技場では、普段はなかなか走行できないバンクを体験できるとのことで、私もバンク走行にチャレンジ!
第3ASまでの道のりは、これまでよりアップダウンが少なく、比較的快適に走れました。
第3エイドステーション 境川自転車競技場
境川自転車競技場は、周長400mのバンクトラックがある自転車競技専用競技場。遠目から見るとそれほどでもなさそうなバンクですが、実際に走ってみたらペダルが擦りそうなくらい急斜面で結構怖かったです。
第4AS 道の駅とよとみまで
第4エイドステーションの道の駅とよとみは、スタートから約42kmのところにあります。
第3ASから第4ASの道のりの途中には、ショートカットコースが設けられていました。今回は、時間的な制約でショートカットコースを選択。心身どっちもしんどくなるコース後半にショートカットが用意されているのは、本当にありがたかったです。
第4エイドステーション 道の駅とよとみ
道の駅とよとみでは、野菜スティック&バーニャカウダソースとチーズ饅頭をもらいました。
アイスプラントという、葉っぱがつぶつぶしてる緑色の野菜が歯ごたえあって美味しかった。チーズ饅頭はシャトレーゼのお菓子なんですが、開催場所の中央市に工場があるらしいです。クリームみたいに口当たり滑らかなチーズが良い。
ゴール 中央市農村公園まで
あとはゴールを目指すのみ。
スタート会場でもありゴール会場でもある中央市農村公園までは、残りおよそ10km。ここもショートカットできるコースが用意されていて、6kmほど短縮できる。今回は、時間と体力を考えてショートカットコースを走ることに。
ゴーォォォォル!
ゴールでは、スタッフやサポートライダーが拍手で迎えてくれました。
なんて……なんて温かい……。
最終的な走行距離は46.8km。通常ではコース距離52.1kmなのですが、ショートカットを使ったわりにはあまり短縮されてないな……。
とよく考えたら、境川自転車競技場で4kmほどバンク走行していたのでした。これがなければショートカット距離は10kmになっていたんですね。
駐車場に戻って参加賞を貰う
参加賞は、ゴール後に駐車場のブースで配布されました。
駐車場には自転車で戻らなきゃいけないので、もしゴール会場で参加賞を貰うと持ち帰るのが大変。その辺を考慮して駐車場で配ったんじゃないかなーと思います。こういう配慮が嬉しいです。
参加賞のぶどうジュースですが、イベント申込時にあらかじめ「白ワイン」か「ぶどうジュース」のどちらかを選択するようになっていました。私はアルコールが苦手なのでぶどうジュースをチョイスしましたが、山梨といえばワイン!なのでお酒好きの方は白ワインが良いんじゃないでしょうか!
感想
景色・食事・サイクリング、十分に走りごたえのあるイベントでした。
特にサポートライダーの方たちの手厚いサポート、本当に頼りになりましたし、助けられました。サポートライダーが居なかったら、完走できなかったんじゃないかなぁ。
コースは交通量が少なくて良かった。ただ、桜や桃の花が見ごろだったので観光客が多く、ちょっと走りづらい場面もありました。案内板は良い感じに設けられていて、コースに迷うことがなかったのも、ストレスなくて良かったです。
そして、各エイドも美味しくて満足!第2エイドのBBQは、食事だけでなく参加者やサポートライダーと交流を深められて、イベントをますます楽しいものにしてくれました。
参加する前は、参加費9000円の金額に「これは高いよなぁ」と感じていましたが、今なら言える。「9000円の価値は大いにある」と!
私
自転車乗りがいう「初心者でも楽しめる」ってやつ、絶対信じちゃいけないって学んだ
妻
エイドが最高だった。上りさえなければ完璧