妻と行く。伊豆半島1周サイクリング2018(伊豆ワンウェイ河津30)
昨年10月に参加したBIKE TOKYO 2018が面白かったので、また自転車イベントに参加してみたいと思い、今度は「伊豆半島1周サイクリング2018」の伊豆ワンウェイ(河津30)コースにエントリーしました。
「伊豆なら東京と違って渋滞は少ないはず!快適に走れるぜぇぇ!」と思って臨みましたが、別の苦難が待ち受けていました……。
伊豆半島1周サイクリング2018の概要
伊豆半島1周サイクリング2018は、全国の各地で開催される自転車イベントシリーズ「ツール・ド・ニッポン」のひとつ。レースとは違ってタイムを競うものでなく、マイペースにのんびり楽しめる形式のイベントです。
私がエントリーしたのは「伊豆ワンウェイ」のFコース(河津30km)というコース。静岡県の河津町から伊豆高原駅までの約30kmを走るルートです。
この他にも、伊豆半島を一周する「伊豆いち(210km)」や「伊豆ワンウェイ(50km)」もありました。私は初心者なので、距離がいちばん短い「伊豆ワンウェイ(30km)」コース一択。
しかし、公式サイトのコース説明文をうっかり見落としていた私。
「30kmだし、楽勝でしょ!」と余裕をぶっこいてたら、痛い目を見ることになりました。
短い距離と侮るなかれ。東伊豆の起伏と、狭い幅員の攻略にはスキルが求められる!
サイクルトレインでスタート地点「河津桜観光交流館」へ
伊豆ワンウェイ(河津30)の出発地点は、静岡県河津町の河津桜観光交流館という場所。コースは片道なので、スタート地点に自動車を駐車すると、ゴール後に自力でスタート地点まで戻らなきゃなりません。輪行で戻るか、自走で戻るか。どっちもメンドイ。
そんな人のために、サイクルトレインが準備されていました。
自転車を持ち込んで乗車できる電車で、伊豆急行線の特別運行とのこと。ゴール地点となる伊豆急行線の伊豆高原駅からスタート地点最寄りの河津駅まで連れて行ってくれます。
これならゴール地点に車を置けるし、ゴールしたらすぐ車に乗って帰れる!
サイクルトレイン運行概要
対象コース
:伊豆ワンウェイEコース・下田50
:伊豆ワンウェイFコース・河津30ダイヤ:11/18(日)
伊豆高原(7:58発)→河津(8:20着)→受付時間(8:30-9:45)
伊豆高原(7:58発)→伊豆急下田(8:33着)→受付時間(8:30-9:45)運賃
:伊豆高原 → 河津(820円)
:伊豆高原 → 伊豆急下田(1,180円)※運賃は当日にお支払いいただきます。
※自転車はそのまま車両にお持ち込みいただけます。定員
:各コース60名程度(予定)列車編成
:8000系・6両
サイクルトレインに乗車
サイクルトレインは6両編成で、1車両は乗客専用、残り5車両はロードバイク専用車両となっていました。
車内には、元オリンピック選手の田代恭崇さんや女子ロードレーサーの西加南子さんが同乗されており、移動中の約30分間はお二人のお話やイベント内容の説明、伊豆の魅力紹介などがありました。
スタート地点「河津桜観光交流館」で受付
河津桜観光交流館は地方の物産館的なお店のようで、ローカルのお土産や野菜販売、観光案内などがありました。
河津30コースの受付は、河津桜観光交流館の駐車場。このコースの参加は20名ほどで、人もまばらでした。BIKE TOKYO 2018ではたくさんの参加者で溢れていましたが、私はこのくらいの方が神経使わなくて良いな。
スタート!
スタート時間は10:00。
20名程度の参加者が一列になって出発します。少し走っていたら、自然と実力順で2グループに分かれて進むことになってました。私たち夫婦はもちろん、のんびりグループ。
第1AS 熱川シーサイドまで
スタート地点の河津桜観光交流館から第1エイドステーションの熱川シーサイドまでは、およそ15kmの道のり。
コースは、国道135号に沿って東伊豆を北上するので、右手には海が見えていました。
だがしかし、「海岸線を走るから、比較的平坦なのかな」と思ってましたが、出発から10分で間違いだったと気付く。
妻「もうダメかもしれない」
今回のイベントで最も距離の短いコースだったので、てっきり初心者でも大丈夫!なコースかと思っていました。
ですが、ふたを開けてみるとけっこうな斜度の上り坂が続くルート。そして、我々は普段からアップダウンに慣れていない。そうなると……(開始から10分後)。
妻
もうダメかもしれない
私
えっ。マジ?(またそんな冗談言ってぇ)
妻
……(無表情で遠くを見つめている)
私
これマジであかん状況だ
東伊豆の起伏が半端ないです
それもそのはず、スタート直後からかなりきっつい上り坂だったのでした。
スタートから1km地点では標高3mだったのが、1.3km地点では標高45m。わずか300mの間に42mも登る急坂(勾配14%)によって、妻の体力は序盤にしてほぼゼロまで吸われてしまっていた模様。
42mって言ったら、40mのゴジラジュニアより高いじゃんか!そりゃキツいですわ。
サイクリングを楽しんでもらうために妻を誘ったのに、大変なイベントだった申し訳なさでいっぱいになりました。妻よごめんよ……。
「こりゃゴール出来ないんじゃないかなぁ」と半ば諦めかけていましたが、黙々と前へ進む妻。
そして、後ろを走るサポートスタッフの方の存在もあって、何とか第1エイドステーションまでたどり着くことができました。
第1エイドステーション 熱川シーサイド
東伊豆の名産物といえば、伊豆稲取産の金目鯛。そう、このASでは稲取キンメの金目汁が振舞われるのですよ!今回の伊豆サイクリングは、これが目的で参加したようなもんです。
ゴール 伊豆高原駅まで
参加した河津30コースは走行距離が短いので、エイドステーションはさっきの熱川シーサイドひとつしかありません。ここを出発したら、あとはゴールの伊豆高原駅を目指すだけ……なんですが、第1ASを出発して早々、また上り坂の連続ですわ!(愕然)
終盤は細かくアップダウンが続いた
第1AS からしばらくの間は上り坂が続きましたが、ある程度登り切ったら、山の上あたりをしばらく進むルートに。軽いアップダウンな感じで、キツさも少なくなりました。
この辺りから妻も復活してきて、二人で雑談しながら走っていました。そうだよ!俺がもとめていたサイクリングはこれだよ!!
ゴーォォォォル!
ゴールの伊豆高原駅ではたくさんのイベントスタッフの拍手に迎えられました。30kmという短い距離でしたが、本当にきつかった。その分、達成感もひとしお!!
完走証と参加証のおやつ
ゴールでは、完走した証である完走証とおやつを貰えました。
感想
10月のBIKE TOKYO 2018に続き、2回目の自転車イベント。
前回の渋滞続きのコースとは違って、交通量の少ないコース取りになっていて、自分のペースで走れたのが良かった!
一方で、急坂の厳しさを知ったイベントでもありました。
いちばん距離の少ないコース=初心者向けって思いこみが間違っていた。でも、そういう苦しさを乗り越えた先にあるエイドステーションで振舞われる食事が最高なんじゃ。
次回は伊豆半島を一周する210kmのコースに参加してみたいところ。
アップダウンだけでなく、走行距離にも苦しみそうなので、練習が必要だな!
私
温かいキンメ汁が美味しかった!自転車イベントの醍醐味はエイドステーション!
妻
こんな坂があるなんて聞いてない(聞いてたけど)
走行ログ
Brytonのサイクルコンピュータを新調したので、走行ログがしっかり取れました(満面の笑み)。