Ninja400Rで伊豆ソロツーリング
「実家に帰らせていただきます」
ある日、父(僕の義父)に父の日のプレゼントを贈るため、妻は土日の2日間実家に帰ると言い放った。それを聞いた僕は、妻が寝静まったその夜に1冊の雑誌を取り出した。
絶景ロード特集が組まれているバイク雑誌である。
BikeJIN/培倶人(バイクジン) 2016年4月号 Vol.158[雑誌]
- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2016/03/01
- メディア: Kindle版
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僕は既婚ライダー、家族の理解があってバイクに乗らせてもらっている身。休日だけでなく平日も家族サービスは怠らない。掃除、洗濯、料理……。努めて良い夫をしている。だけど、妻が居ない休日にやることと言えば……
もちろんツーリングである。
というわけで、一日がっつりとツーリングしてきました!
今回の行き先は伊豆です。伊豆は個人的な「今年の行きたいツーリングスポット」に入れていましたし、CBR250RR乗りのなまもの(id:namamono04)さんの記事が後押しに。
namamono04.hatenablog.com
伊豆スカイラインだけでなく、西伊豆スカイラインにも行ってみたい!
妻は帰省で家を空けるし、丸一日がっつりと伊豆を走ろう。そう決意した私は、ツイッターでツーリング前の高揚感を吐き出します。
伊豆に行きたいず
— よんぴる (@yong_pil) 2016年6月9日
ツーリングルート
今回は、東名高速道路を西へ走り、小田原厚木道路から伊豆を目指すルートにしました。伊豆に着いたら、まず伊豆スカイラインを南下し、海沿いをしばらく進んだら国道414号線を北上。静岡県道59号線から西天城高原線→西伊豆スカイラインと走り、新東名高速道路で東京へ帰るルートです。
伊豆は幼い頃に親に連れられて来ただけで、自分の運転で行ったことはありません。それと、東名高速と新東名高速を走るのは今回が初めてなんです。サービスエリアも大きいのがあるみたいですし。初めての場所、初めての道、非常に楽しみでした(`・ω・´)
AM7:00 出発
6時出発の予定が、準備に手間取って7時に。朝は起きてもしばらく動けないんですよね。
首都高に乗って東名高速へ向かったのですが、走り出して20分ほどで早速渋滞にハマりました。そして、東名高速に入ってからも横浜町田IC~大和トンネルの区間でも渋滞。
このあたりの慢性的な渋滞は何とかならないんですかねぇ(´-ω-`)
AM9:30 伊豆スカイライン
東名高速から小田原厚木道路に入ってからは渋滞もなく、無事伊豆スカイラインに辿り着きました。熱海峠料金所で通行料570円を払って、入場ゲートを抜けた脇にバイクを停めてパシャリ。走るぞ!
伊豆スカイラインは、北端の熱海峠料金所から南端の天城高原料金所まで40.6kmもある自動車専用の観光道路。道路沿いには所々に展望エリアがあって、相模湾、駿河湾、富士山などの眺めを楽しむことが出来ます。雲がなければ。
滝知山展望台
伊豆スカイラインを走り始めてすぐに、滝知山展望台があります。ここは伊豆スカイラインで唯一熱海市を見下ろすことができる展望台のようです。
上の写真のように、芝生と格子状のコンクリで構成された駐車スペースにバイクを停車したのですが、コンクリの凹みにタイヤがハマり、抜け出すのに一苦労しました。出るときのことをちゃんと考えて停める場所を選らばなきゃ。
奥に見えるは相模湾と熱海市の中心部。こういうシーンの撮影で、デジタル一眼レフとPLフィルターが活躍しそうですね!(持ってくるの忘れた)
西丹那駐車場
玄岳ICを過ぎて少ししてから右手に出現してくる駐車場が、西丹那駐車場です。ここは、駿河湾と富士山が望めるポイントなのです!
天気が良いので富士山が見えるかなと期待しましたが、雲(霧?)に隠れて見ることができませんでした。ちょうど写真の中央に富士山があるはず……。残念(´・ω・`)
という感じで、のんびりバイクを走らせつつ、景色の良い場所があればバイクを停めて写真撮影。マイペースに伊豆スカイラインを楽しみました。
PM1:30 道の駅天城越えでお昼休憩
伊豆スカイラインの終点である天城高原料金所から、昼食ポイントである道の駅天城越えを目指し、国道414号線を北上します。
途中にループ橋がありました!大迫力の二重ループ橋!バイクの傾きと速度を一定に保って走ると気持ち良いぃぃぃぃ。でも、繋ぎ目の鋼板がちょっと滑りやすいので、傾け過ぎには注意(;゚Д゚)
帰宅して調べたところ、このループ橋は「七滝高架橋」というそうです。「ループ橋」で検索するとトップに表示されるので、けっこう有名なのかな。
伊豆スカイラインから1時間ほどで道の駅に到着。
このあたりはわさびが特産品のようで、道の駅にはわさび専門店があって、わさびソフトクリームが売っていました。ですが、お腹の調子が悪かったので食べるのを断念。次に来たときこそ……。
お昼ご飯は、冷やしとろろそば(880円)。わさびも付いています。
小さなおろし金が付いているので、自分ですりおろします。食べるとツーンとしますが、すぐに辛さが抜けて爽やかな風味。美味しかったですよー。
県道59号線
道の駅を出たら、県道59号線を通って西伊豆スカイラインを目指します。
県道59号線は事前に調べていなかったので、この日走ってびっくり。
見通しが悪く、車1台がやっと通れるくらいの道幅、6月なのに道路の両端に枯れ葉がてんこ盛り。走るのに神経を使う道でした (; ・`д・´)
所々に集落や工場がありましたが、人の気配がなくて怖い……。視界の端に黒い影が写ったので「住民かな?」とその方角を見たら、野生の鹿が疾走してた。
途中ですれ違ったYZF-R6乗りのライダーとヤエーしたときはなんだか安心しました。孤独な人間を救うのはやっぱり人の温もりだよ(錯乱)
PM 3:00 西天城高原線→西伊豆スカイライン
しばらく県道59号線を走っていると西天城高原線に接続します。この道を北上して、目的の西伊豆スカイラインを目指します。
この西天城高原線は一般県道なのですが、路面が整理されており、交通量が少なく、眺望も抜群。まっすぐな直線と緩やかなカーブが連続する快走路でした!
西天城高原線を8kmほど北上すると、いよいよ西伊豆スカイラインです。
ここも路面状況は良好で、適度なアップダウンとカーブがあり、交通量の非常に少ない快走路。眺望は伊豆スカイラインよりも良いと思います!
元々は有料道路だったようですが、今は県道となり無料で開放されています。観光道路の伊豆スカイラインとは違って立派な展望エリアはありませんが、駐車スペースが点在するのでバイクを停めて景色を楽しむことが出来ます。
尾根に沿って走る道路なので、景色が本当に良いです!天気も良く見上げれば青空が視界いっぱいに広がっています!すごく空に近い道だなぁと感じました。
チャリダーの方もロードバイクを停めて写真を撮っていました。
しかし、本当は写真の真ん中に富士山があるはずなのですが、この日は富士山が見えない日。晴れていたのに残念(´・ω・`)
PM 4:00 お土産を買います
帰る前にお土産を買います。
「お土産とか気にしなくて良いから、楽しんで来なよ」と妻は言ってくれますが、バイクに乗らせてくれた感謝の気持ちと、私一人でツーリングを楽しんだ後ろめたさ(?)もあって、毎回ツーリングしたときはご当地の名産品を貢物として納めています。
というわけで、伊豆中央道沿いにある「いちごプラザ」にやってきました!
■大福や公式サイト → http://15plaza.com/ichigo-daiukuya.html
いちごプラザには「大福や」という大福専門店があります。ここで売られているいちご大福は、名産品のいちごを使った人気No.1商品なんだそうです。
いちご大福(300円)と季節限定のメロン大福(350円)を購入。
帰宅後に食べましたが、いちご大福は大きな苺がまるごと入っていて、果汁が多くてジューシー。これはうまい。メロン大福は、甘いメロンとまろやかな白餡がマッチしており、意外とあっさりした味でした。これもうまい。
Ninja400Rで伊豆ソロツーリングしてきた感想
今回の走行距離や燃費はこんな感じです↓
走行距離 | 401.4km |
消費燃料 | 16.25L |
平均燃費 | 24.7km/L |
反省点
今回のツーリングは、終盤で疲れが出てしまって注意が散漫になった場面がありました。
コーナーでは、進入速度が速くて途中でブレーキングしたり、逆に進入速度が遅くてフラついたり。市街地では、ノーウインカーの車線変更で目の前に入ってきた車に気付くのが遅れたり(ハンドル切る前にウインカーを出しなさいよ……)、帰りの高速道路で走行中に眠くなったり……。
振り返ると、
- 出発直後に渋滞にハマってしまった焦り
- 走るのが楽しくて停まりたくなかった
- 自分の体力の無さを考えていなかった
この辺が要因かなぁと思います。休憩ポイントを多めに設けて、自分の体力を見合ったゆとりのあるツーリング計画をすべきだったと反省。走るのが楽しくても、疲れを感じたらすぐに休憩するという自制心も大事ですね。
反省すべき点はありましたが、今回のソロツーリングも楽しかったです!
伊豆スカイラインと西伊豆スカイラインを走りましたが、私は西伊豆スカイラインの方が好みかな。でも、どちらも期待した以上の眺望で素晴らしかったですよ!
(こう景色の良い道を走るとアクションカムが欲しくなるな……)
さて、次はどこに行きましょうかねー!