志賀草津ツーリングしたら、国道最高地点が残念なことになっていた
たまにはバイクブログらしく、ツーリング日記を書かねば。
地元にカワサキのER-4nを所有している友人がいます。ER-4nは、Ninja400Rのカウル無しバージョンのマイナーな車種。3年前に友人が一目惚れして購入したそうなんですが、今月期限の車検を通さずに手放すことにしたんだとか。
そうとなれば、「走り納めをしにツーリングしようぜ!ツーリング!」ということで、志賀草津方面へ行ってきました。
志賀草津方面で有名なツーリングスポットといえば、国道292号線の志賀草津高原ルート。ここは、国道のなかで標高が最も高い「国道最高地点」があるので、それも楽しみに行ったのですが、ちょっと残念なことになっていましたよ、というお話です。もう写真でネタバレしちゃってますが。
ツーリングをしたのは7/15(水)。土日休みでない友人に合わせ、平日に決行。そうですとも、有給休暇を使いましたよ!やったぜ!
梅雨時&台風襲来間近だったので天候が心配ではありましたが、この日は運良く晴れ。こんなルートで走ってきました↓↓
東松山IC→(関越道)→渋川伊香保IC→国道353号線→国道145号線と走り、目的の国道292号線(志賀草津高原ルート)へ。
志賀草津高原ルートを長野方面へ行き、道の駅「北信州やまのうち」でお昼休憩。引き返して、万座ハイウエー→鬼押ハイウエーを走り、上信越道から東松山ICへ戻る。
1.出発~志賀草津高原ルートまで
当日の最高気温は35℃。暑くなる前に出発したいということで、午前6:30に近所のコンビニに集合。朝寝坊の我々二人が時間前に揃うなんて久しぶりだ。朝日に光るNinja400Rカッコいい……。
東松山ICから関越道に乗り、途中の駒寄PAで休憩。このPAは特になにかあるってわけじゃありませんが、なんとなく寄ることが多い。
ちなみに二輪車用の駐車スペースがないので、車と一緒のスペースに停めてます。
渋川伊香保ICで高速を降りたら、国道353号線→国道145号線を走り、道の駅「草津運動茶屋公園」で休憩しつつ、この先のルートを確認。
ここの売店で、花豆ソフトクリーム(250円)が売っていたので摂取する。そういや、ライダーが休憩=ソフトクリームを食べるというイメージがあるけど、なんででしょうね。
美味でした。
2.志賀草津高原ルート
道の駅を出て西へ進むと、いよいよ志賀草津高原ルート。
現在、志賀草津高原ルートは草津白根山の火山活動により通行規制がかかっており、通行できるのは8時~17時まで。さらに、火口から半径2.5km圏内は終日駐停車禁止となっています。
そんな状況ですので、志賀草津高原ルートに入ったあたりで、「湯釜(白根火口湖)は火山規制のため見学できません」の看板がありました。
さて、白根山へ向かって森を抜けると、風景は一変。緑豊かな山々と、青々とした空。見渡す限りの山岳パノラマが広がります。いい景色だー!
道幅はそれほど広くはありませんが、爽快で走りごたえのあるワインディングロードが続きます。途中で、カワサキのZ8002台と遭遇。 同じバイクでツーリングってのも楽しそうですね。
さらに白根山頂を目指して進むと、荒涼とした大地が広がる火山地帯に。そこかしこで火山性ガスの硫黄の匂いが漂っていた。これは停まったらアカン……。
白根山の火口に最も近い白根山レストハウス。規制により完全に封鎖されていました。火山活動が落ち着けば、また賑やかになるんでしょうね。
白根山レストハウスを過ぎると、今度は山の尾根沿いに走るようになります。これだよ、これ。この景色。でも、寒い!すごく寒いよ!
このあたりまで来ると、そろそろ「国道最高地点」があって、そのすぐ先に群馬県と長野県の県境に位置する「渋峠ホテル」があります。よし、まずは「国道最高地点」で記念撮影やで~。
って、あれ?
気がついたら渋峠ホテルに辿り着いていた。
どうやら国道最高地点に気が付かず、通り過ぎてしまったもよう。志賀草津高原ルートの終点で引き返して戻ってくるので、「まあ、帰りに寄ればいいや」ってことで、まずは渋峠ホテルを眺めました。
「そういえば、小学生のときの林間学校でこの渋峠ホテルを見学したよなー」と友人と思い出話をする。
あと、渋峠ホテルの近くに気温計があったので、気温を確認してみた。
17℃かい……。道理で寒いわけだ。
さらに、長野方面へ進むとタイトなコーナーが多くなり、森林の中を走り抜けるルートになる。これはこれで気持ちが良い。
そして、終点の道の駅「北信州やまのうち」。ここで昼食休憩をとりました。
お昼ごはんの「天ざる(770円)」。この道の駅では、須賀川そばというメニューが人気のようなんですが、土日祝日のみの提供で20食限定だそう。無念にも今日は水曜日。ナンテコッタイ!
でも、天ざるも「当店自慢」と謳っているだけあって、美味しかったです。道の駅やパーキングで食べるご当地グルメは、ツーリングの楽しみの一つですな。
充分に体を休めたら、来た道を引き返します。いざ、国道最高地点へ!
3.国道最高地点に着いた!……けど……
はい、国道最高地点に着きました!
生憎の曇りで景色が全然見えませんが、ここは標高2172m。そして、この辺に国道最高地点の石碑があるんですが……。どこにあるかわからないって?
これだよ↓
どうやら石碑の修繕工事をしているようで、解体され、見るも無残な姿になっていたのでした。しかも、工事機材や重機に囲まれていて、国道最高地点っぽさが完全になくなっていたよ!
工事現場を別角度で。これじゃあ、気付かないっすわ。
そんなわけで、既に工事が終わってるかもしれませんが、近々国道最高地点を目指してお出かけになる方は充分に覚悟してください……。
3.万座ハイウェー~鬼押ハイウェー
志賀草津高原ルートを後にし、万座ハイウェーと鬼押ハイウェーを通って、軽井沢方面へ向かいました。
万座ハイウェー
このルートは、志賀草津高原ルートのように雄大な景色を眺めながら走るというよりは、森林の緑を楽しみながらのんびり走るといった感じ。交通量が少なく、快適に走ることが出来ました。通行料金は高めだけど。
鬼押ハイウェー
このルートは、浅間山を横目に走る一直線の道路が目玉。写真には上手く納められていませんが、走っていて気持ちの良い道でした。
右手に浅間山があるんです↓→
鬼押ハイウェーという名前だけあって、鬼押出し園と接続しています。というか、鬼押ハイウェーは鬼押出し園のための観光道路っすね。時間の都合上、今回は入園せずにスルー。
浅間山の正面にある浅間六里ヶ原休憩所で最後の休憩。曇空でしたが、ここから眺める浅間山は圧巻の一言。
最後に浅間山をバックに記念撮影。やっぱりNinja400Rカッコいい……。
4.友人のER-4nと走り納めをしてきた
これで友人のER-4nとはお別れですが、最後の最後に思い出に残るツーリングをすることができました。
志賀草津高原ルートは、場所によって様々な表情を魅せる道で、何度走っても飽きが来ない素晴らしいツーリングスポットだと思います。
ゴールデンウィーク頃には、雪の回廊としてまた違った景色を楽しむことができるので、ぜひとも行きたいなと思います。
しかし、今度から友人とツーリング行くときはどうすればいいんすかね。やっぱりレンタルバイクかなー。