Ninja400Rで「はてなブロガーツーリング」に参加してきた(前編)
先日の13日に、ぼっちバイカー(id:botti_bk)さん主催の「はてなブロガーツーリング」に参加してきました!
www.botti-bk.com
参加されたみなさんは続々とツーリングを上げていらっしゃるようですね~。同じイベントをみなさんが色んな視点で書かれるので、読むのが楽しいです。
肝心の私ですが、とある事情で前日の話が長くなってしまいました。ツーリング本編は後編で……。
ここ最近はソロでのツーリングが中心な私ですが、久々に複数人でツーリングしたい欲が沸々と湧いてきまして、思い切って参加することにしました。
参加メンバーが公開されると、人数はなんと総勢17名。ぼっちバイカーさんの人徳の為せる業ですね(ごますり)。
しかし、こんな大規模なマスツーリングに参加したことないぞ……。しかも、全員が初対面。ツーリングが始まる前からゾクゾクしてきました(武者震い)。
ツーリング前日はバイクメンテ!
ツーリング中にトラブルがあったら、参加メンバーに迷惑をかけてしまいます。準備は入念にやっておこう!というわけで……。
オイル交換とチェーン清掃&注油!灯火類の点検!
タイヤの空気圧チェックとエア充填!
あ、そうだ。リアサスペンションのプリロードを一番強い設定にしていたんだっけ。久しぶりに変えてみようかな。
調整ナットを回すフックレンチをシート下の車載工具入れから取り出して、セッティングを7段階中の7(最強)から1(最弱)へ変更しました。
バイクのメンテナンスがだいたい終わったし、家でちょっと休憩したらガソリンを入れに行こうかな。パチン(シートを閉める音)
悪夢の始まり
当日は集合時間が早いので、できれば今日中に給油しておきたい。そう思ってガソリンスタンドへ行く準備をしましたが、あることに気が付きました。
バ イ ク の 鍵 が な い !
いつもの鍵入れに無い。ポケットの中にも、部屋にも無い。無い!無い!無い!
落ち着いてそれまでの行動を振り返ります。確かフックレンチを出すときまでは鍵を持っていた記憶が……あっ……。
しまった……鍵をシートの中に入れたままシートを占めてしままt¥
— よんぴる (@yong_pil) 2016年11月12日
このとき、スペアキーがあったらとどれほど思ったことか。
Ninja400Rは中古で購入しましたが、鍵は最初からこの1本しか受け取っていません。初バイクだったので、1本が普通なんだと思ってスペアキーを作ることもしませんでした。だからスペアキーはないのです。
というか、普通は2本もらえるものなんですかね?だったら、説明も無しで私にバイクを納車したショップに激おこなんですが(ガンギレ)。
JAF出動
まだあわてるような時間じゃない。俺にはJAFがついている。
JAFによれば、バイクの救援トラブルの第3位が「キーの閉じ込み」らしい。それなりに前例はあるということだから、きっと鍵開けもサックリやってくれるはず!
ということで、人生で初めてJAFを呼ぶことにしました。
人生初JAFである
— よんぴる (@yong_pil) 2016年11月12日
JAF隊員が来て作業開始。
鍵の構造は単純なものらしく、それほど難しくないとおっしゃっていたので、私とJAF隊員の間にはすぐ解錠できるだろう雰囲気が漂っていました。
~1時間経過~
解錠できません!(白目)
途中で別の隊員が応援に駆けつけてくれましたが、それでも解錠できませんでした。詳しい説明は省きますが、救援トラブル第3位の「キーの閉じ込み」はスクーターのメットインの事例を指すそうで、Ninja400Rのようにシート下に鍵穴があるケースは珍しいとのこと。
JAF隊員「もう、カウルばらすしかねぇな」
私「えっ?」
はてなブロガーツーリングを断念
シートの解錠を諦め、カウルをばらして鍵を取り出すことに。
ただ、JAF隊員はバイクのカウルをばらせないため、バイクショップまで運搬してもらい、解体作業はショップスタッフにやってもらうことになりました。
私「もしもし、バイクのシート下に鍵を閉じ込めてしまったのですが、そちらでご対応可能ですか?」
ショップ「対応可能です。おそらく2万円は必要だと思いますが、良いですか?」
私「お願いしますッ!!」
ショップ「それでは、明日の10時にバイクを持って来てください」
私「……!?」
私「分かりました(明日のツーリング、行けなくなっちゃった……)」
というわけで、実はこの時、はてなブロガーツーリングの参加を諦めていました。この日を楽しみにしていたのに、自分のうっかりミスで台無し。しかも、2万円の痛手。自業自得とはいえ、散々な一日です。
それでも、諦めなかった
※イメージBGMです。再生しながらお読みください。
www.youtube.com
やっぱり、ツーリングに参加したい(2万円は痛い)。
諦め切れずにシートとカウルの隙間を覗き込むと、閉じ込められた鍵が見えた気がした。
「そうだ。このバイクのことは、誰よりも俺が知り尽くしている」
既に日が落ち始めていた。ここから先は時間との闘いだ。
急いで部屋に戻り、割り箸と磁石、六角レンチ、ガムテープをかき集めた。そう、即席でピックアップツールを作ったのだ。
シートを持ち上げて出来た隙間に、即席ピックアップツールを差し込む。
おかしい、何も引っ掛からない。
時間だけが過ぎていく。
バイクの脇を通る住人(会社の先輩・上司)とご家族の視線が痛い。
「仕方ない。最後の手段だ」
携帯電話を取り出した私は、ある人物にメッセージを送信した。
妻「ちゃちゃっと終わらせるよ」
私がシートを持ち上げて隙間を作り、妻が即席ピックアップツールを差し込む。
思い掛けない夫婦共同作業。
妻「ほら、もう取れるよ」
鍵の先端がシート下から出ている。諦めかけていた夢が、今目の前に在る。
すかさずラジオペンチで掴み、鍵を引っ張り抜く。
鍵をシート下から取れたああああああああああ(無理矢理)
— よんぴる (@yong_pil) 2016年11月12日
というわけで、自力(妻力?)で鍵を取り出すことに成功しました!
妻が手伝ってくれなかったら、はてなブロガーツーリングに参加できませんでしたし、今こうやって記事を書くことはなかったと思います。もう妻にはマジで頭が上がらねえな(遠い目)。
また、Twitterで喚き散らしている私に心配して声を掛けてくださったGin(id:ginginsan)さん、タッケ(id:bike-camera)さん、furutake(id:furutakeru)さん、ありがとうございました。みなさんの言葉に励まされました!
今回の件で得た教訓があります。それは、
「自分で決着をつけろ」 by よんぴる
じゃなかった。
「スペアキーを作れ」 by 妻
早速今度の土曜日にスペアキーを作りに行こうと思います。
もう二度とこんな思いしたくないや……。
さて、長くなりましたので、ここまでを「はてなブロガーツーリング」の前編として、ツーリング本編は次回のエントリーでお話したいと思います!