群馬の四万温泉に行ってきた
先月のことですが、年度末の繁忙期に有給休暇を取って妻と1泊2日の温泉旅行に行ってきました。目的地は、群馬県の四万温泉(しまおんせん)です。
四万温泉は、草津温泉のように観光地化がされておらず、昭和な雰囲気が色濃く残る温泉街が特徴です。観光客もそんなに来ていないので、のんびり過ごせる温泉地でした。
ここの観光スポットといえば、「積善館」という温泉旅館(最初の写真)。
日本最古の木造湯宿建築と伝えられ(本当に最古とは言っていない)、群馬県の指定文化財にも登録されているそうです。さらに、アニメ映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったとの噂もあるようです。ノスタルジー漂いますね。
場所
四万温泉は群馬県の西部にあります。東京から直通の高速バスが運行されていて、所要時間は4時間ほど。
バスは乗っているだけで目的地へ到着するので、道中がすっごく快適ですよね。あとマイカーや電車と比べて安く行けるのも魅力的(片道:3,100円)。バス旅もなかなか良いぞ。
◆高速バス→関越交通株式会社|高速乗合バス四万温泉号
1日目
1日目は温泉街をふらふらと散策するのをメインに、早めに宿へチェックイン。
温泉街は昭和な雰囲気と事前に調べてましたが、確かにレトロという言葉が相応しい街並みでした。なんだかタイムスリップしたような気持ちになれます。いいよ!いいよこの温泉街!
ちょっと古い情報ですが、ここにお住まいの方は合計750人(340世帯。平成15年時点)ほどなんだそうです。だから、お昼時の街の様子はといいますと……
人 が い な い 。
しかしやはり温泉街。飲泉所や足湯もちゃんと設置されています。飲んだけどまずかtt塩辛くて苦くて体に効きそうでした!
群馬のソウルフード「焼きまんじゅう」を食べに、焼きまんじゅう島村という店へ。ここでは気の強そうなおばあちゃんが一人で切り盛りしていました。
甘辛の濃厚な味噌だれとモチモチの饅頭。香ばしい味噌の匂いが食欲をそそります。
おいしかった(`・ω・)
旅館
この日宿泊したのは「ひなたみ館」という旅館です。
部屋数は全部で10部屋。そのうち家族連れ向けの部屋は1部屋しかないので、カップルや夫婦2人でのんびり穏やかに過ごしたい方にお勧めできるところだと思います。
まだチェックイン前なのに妻はお気に召したようで、「期待を込めて、星5つです!」とAmazonレビューみたいなことを呟いていました。
◆ひなたみ館公式サイト→http://www.hinatamikan.co.jp/
2階のラウンジにはソファとオーディオがあって、ジャズが流れていました。
旅行といえば食事も楽しみのひとつ!
一品一品が丁寧に造られていて、どれもおいしかった(`・ω・)
上州牛サーロインステーキ!熱々の石でお好みの焼き加減に調整できます。
しっかし、写真の構図が酷いなおい……。
館内に温泉は全部で3つ(露天風呂1、内風呂2)あり、すべて貸し切り。
また、部屋の近くに温泉の利用状況が分かるランプが設置されているので、温泉に入ろうと行ったら貸し切り中だった……ということがありません。こういう配慮もこの旅館の素晴らしいところだと思います。
◆ひなたみ館公式サイト|お風呂→http://www.hinatamikan.co.jp/spa.html
2日目
旅館でゆっくりモンハンをして過ごしてチェックアウト。温泉街から旅館まではちょっと距離があるので、車で送ってもらうことになりました。
車に乗り込むと旅館のスタッフが「ダム行きます?」とおっしゃる。ご厚意に甘えて、四万川ダムへ寄り道していただきました!
四万川ダムは四万温泉街の直上流にあって、周辺は公園として開放されています。その特長は、ダムによってできた人造湖「奥四万湖」で、湖水は酸性なので魚が居らず、透き通ったコバルトブルー!
それではダム湖の写真をご覧いただこう……。
驚 き の 青 さ 。
この写真、未加工・未編集なのです(`・ω・´)ドヤァ
当日はこのダム湖の存在を全く知らなかったので、目の当たりにした湖水の青さにしばらく見入ってしまいました。このような神秘的な景観も四万温泉の魅力のひとつなんですね。
ダム湖の反対側。山間にひっそりと佇む雰囲気がいいですね。
左下の道路の形がちんk(ry。
温泉街に到着後、帰りの高速バスが来るまで「スマートボール」で時間を潰しました。
スマートボールは古いピンボールやパチンコのようなもので、ガラス球をハンドルで一球ずつ弾いて、数字の付いた穴に入れる遊戯です。穴に球を入れると盤面の数字に応じた数の球が追加されます。穴に球を入れる極めて健全な遊びです。
やることはすごくシンプルなんですが、面白くてのめり込んじゃいました。初めに500円を払って50球もらえるので、それをもとにどちらがたくさん出球を稼げるか妻と勝負しました。
10分後……
(左:妻、右:私)
完 全 敗 北 。
高速バスが来るまでもう少し時間があったので、近くの川でPLフィルターの効果を試すことにしました。1枚目がPLフィルターなし、2枚目がPLフィルターありの写真です。
水面の反射がしっかりと抑えられていますね!
四万温泉もしっかり萌えキャラがいます。「摩耶姫ちゃん」というご当地の縁結びの物語「摩耶姫伝説」をモチーフにしたキャラクターだそうで、イケメンの彼氏持ち(´-ω-`)
お土産
最後にお土産を買って帰宅。
帰りの高速バスでは自宅付近までずっと眠ってました。バスは乗っているだけで目的地へ到着するので、道中がすっごく快適ですね!(2回目)
レトロな温泉街、美しい景色、観光客が少なく穏やかな雰囲気。
街の喧騒から離れ、自然に囲まれた四万温泉で心身ともリフレッシュできました。
割と本当に良い温泉地だと思ったので、また是非とも行きたいと思います。