MVNOにして6ヶ月が経ったので使い勝手をまとめてみた
こんにちは、趣味は家計管理です。
細かいことや記録をつけることが好きな私は、一家の家計管理を任されています。
定期的に家計の見直しをするのですが、その中で気になるのは携帯電話代が高いこと。
固定費の削減は家計の大きな節約に繋がるので、これをどうにかして安く抑えたい。
ということで、大手キャリアのSoftbankから格安SIMで有名なMVNOへ乗り換えることにしました。
乗り換えまでの経緯は、過去の記事で書いています。
zankin12yen.hatenablog.com
zankin12yen.hatenablog.com
そして、MVNOのOCNモバイルONEに乗り換えてから、約6ヶ月が経ちました。
OCNモバイルONEの月額支払金額や使い勝手がある程度分かりましたので、ここで整理してみることにします。
乗り換え前の携帯電話代
まずは、乗り換える前にSoftbankに支払っていた携帯電話代を振り返ってみました(2015年3月時点)。
当時の機種はiPhone5(64GB)で、購入してから2年以上経過していたため、端末代の支払いは終了していました。また、フリーWi-FiやApple Care+等のオプションプランは契約していません。
上の表が示すように、月額支払額は最低6,949円でした。これに通話料金が追加されるので、毎月8,000円以上の支出だったと思います。
OCNモバイルONEの料金プラン
OCNモバイルONEの料金プランは、通信容量によって金額が決められています。
当時、1ヶ月あたりの通信料は2GB前後でしたので、音声対応SIMの「3GB/月コース」を選びました。
ちなみに、通話料は20円(税込21.6円)/30秒です。大手キャリアと一緒ですね。
http://service.ocn.ne.jp/mobile/one/?link_id=in_mobileone_navi_0001service.ocn.ne.jp
OCNモバイルONEへ乗り換え後の月額支払額
そして、OCNモバイルONEへ乗り換えた後の月額支払額はこちら。
支払額はだいたい毎月3,000円前後で、最も支払いが多い5月でも4,845円でした。おぉ、安いぞ。
普段は殆ど電話をしないので、毎月の支払額は6~8月の水準に落ち着きそうです。 Softbankの頃と比べると月5,000円の節約。年間では60,000円も削減できることになります。
さらに、LINEのような音声通話アプリを使えば、通話料金はもっと削減できると思います(私はLINEを使っていません)。
あと、OCNモバイルONEの音声SIMの契約と同時に、IP電話アプリ「050plus」の申し込みができます。050plusの利用料金は毎月324円ですが、音声SIMを契約していると全額割引となります。
なお、利用開始月(申込日の10日後を含む月)は、「月額基本料」と「SIMカード利用料」が無料になるので、3月は通話料のみの支払いです。契約時に支払う初期工事費用(3,240円)に含まれているんでしょうけど……。
ただ、初期工事費用は契約コースによらず一律で3,240円なので、最初の月は多めの容量コースを選択するのがお得です。私も最初の月は4GB/月コース*1で契約し、2ヶ月目以降は3GB/月コースへ変更しました。
データ通信量の利用実績は?
次は、データ通信量の利用実績です。データ通信量は、使い方によって結構変わってくるので、ご参考程度に私の例をご紹介したいと思います。
通信容量の上限は、3月が4GBでそれ以降は3GBですが、実際の使用量は2GBに収まっている月がほとんどです。
また、OCNモバイルONEには、前月の基本通信容量が繰り越せる「繰り越しサービス」があります。私の場合、上のように常に基本容量が余っていますので、その分が毎月繰り越されていました。
下に、これまでのデータ通信容量と繰越状況をまとめてみました。
毎月の使用量が少なく、当月の基本容量を使いきれていため、余った分が翌月に繰り越されているのが分かります。
通信容量は、繰越容量→基本容量の順番で消費されます。そのため、繰越容量すらも使い切れなければ、その月の基本容量が丸々余り、それがまた翌月へと繰り越されることになります。
例えば、5月について見てみます。
5月の使用量は1.8GB程ですが、前月4月から3GBが繰り越されているため、先にこちらが消費されます。従って、5月の基本容量3GBが全て余ることになり、これが6月へ繰り越されています。
つまり、毎月のデータ容量の上限は実質6GBになっている状態です。
なんか得した気分だ(`・ω・´)
OCNモバイルONEの通信速度
速度測定アプリを使って、どのくらいの速度が出るのか見てみました。
といっても、私はこの辺の知識に疎く、どのくらいの速度なら充分なのか分からないので、まず体感的な感想を言いますと、
- ネットサーフィンをする分には不満を感じない
- YouTube等で動画を見ても、途切れずに再生される
- ページの最初の読み込みで若干もたつく
- お昼あたりは、通信速度が下がる気がする
といった感じで、私にとっては充分に及第点を超えています。
では、アプリで測定した通信速度です。測定には、Google Playで検索してたまたま表示された「Speedtest.net」と「SpeedSpot」というAndoroidアプリを使いました。
ダウンロード速度を見ると、
測定アプリ | ダウンロード速度 |
---|---|
Speedtest.net(左) | 9.31 Mbps |
SpeedSpot(右) | 13.64 Mbps |
という結果になりました。これって、どのくらいの速さなんでしょうか……(´・ω・`)
OCNモバイルONEのメリット・デメリット
最後に、OCNモバイルONEを6ヶ月間使って、私が感じたことをまとめてみました。
◆メリット
◆携帯電話代がひと月あたり5000円ほど安くなった
MVNOへ乗り換えたのはこの理由に尽きる(`・ω・´)
1ヶ月で5,000円、つまり年間で6万円もの固定費を削減できるのは、家計にとって非常に助かります。10年経てば60万円もの節約。
これだけで、MVNOに乗り換えて良かったなと思います。
◆料金プランが明瞭
大手キャリアの料金プランは複雑で、たくさんのオプションプランがあります。一方、OCNモバイルONEはシンプルで分かりやすいプラン。
契約の2年縛り&自動更新もありません。最初の6ヶ月間は解約違約金が発生します*2が、それ以降は自由に解約できるところも良いです。
◆無料で「050plus」が使える
IP電話アプリ「050plus」を無料で使用できます。固定電話へは3分8円、携帯電話へは1分16円で通話できるので、有効に使えば料金が節約できます。
506506.ntt.com
◆圏外が少なくなった
Softbankを使用していた当時は屋内で圏外になることが多かったのですが、OCNモバイルONEに乗り換えてからは圏外になるシーンが減りました。
なお、OCNモバイルONEは、Docomoの通信網を使用しています。あとはわかるな?
▼デメリット
▼通信速度が遅いと感じることがある
OCNモバイルONEに乗り換えてから、ページの最初の読み込みがもたついたり、お昼時の通信速度が遅かったり感じることが多くなりました。
▼「050plus」が使えない(機能的な意味で)
音声品質がそんなに良くないのは、まだ許容できます。しかし、タイムラグが酷いのはどうにかならないのでしょうか。音声が1秒位遅れて聞こえることもざらで、会話が成立しません。
アプリが改善されない限り、「050plus」は仕事やプライベートでの通話には向かないと思います。ちなみに私の場合は、宅配便の再配達申し込みのフリーダイヤル(自動音声案内)専用アプリと化しています。
▼キャリアメールが使えない
人によっては大きなデメリットですね。私は特に不自由に感じなかったので、キャリアメールの代わりにGmailで携帯メールのやりとりをしています。
ただ、ちょっと困ったことがありました。
OCNモバイルONEへ乗り換え&Gmailへ移行後、メールアドレスを変更した通知をアドレス帳の連絡先へ送りました。すると、mailer-daemonさんから沢山のメールが届きました。
どうやらPCメール拒否設定をしている人が結構いて、私のGmailからのメールを弾いていたようです。ただでさえ友達の少ない私のアドレス帳が、さらに減る事態に。
予めGmailアカウントを作成しておいて、乗り換え前に「このアドレスに変えるから登録よろしく!」と通知しておけば良かったなと今振り返ると思います。
MVNOにして6ヶ月が経ったので使い勝手をまとめてみた
以上、OCNモバイルONEにして6ヶ月が経った使い勝手と感想でした。
結論を言うと、OCNモバイルONEに変えて良かった!MVNO最高!
手続きはちょっと面倒かもしれませんが、乗り換える価値は十分にあると思います。