ふんきちブログ

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ETC割引って実際のところどのくらい安くなるのさ

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便利ですよね、ETC。

以前所有していた車に付けていましたし、今乗っているNinja400Rにも搭載しています。

特に、バイクが得られるETCの恩恵は大きいと思います。グローブを外したり、財布を出したりしないで済むので、本当に楽ですよ。

料金所でモタモタしてたら、いつの間にか後ろに列が出来ちゃってウワアァァァ!な事態になりませんし、精神的にも良し。

しかし、ETCを利用し始めてけっこう経ちますが、ETC搭載車に適用される「ETC割引」についてあまり気にしたことがない。料金所を通る度に「今回は○○円も得しちゃった★」とか思ったことないですし。

ETC付けてると、実際のところどれだけ安くなってるのよ。 

そんなわけで、今回はETC割引について調べてみました。ちなみに、私は関東在住なので、関東圏の高速道路でのお話です。 

ETC割引の種類

ETC割引といっても、様々な割引がありますよね。まずは、ETC総合情報ポータルサイト「GO!ETC!」に記載してあったETC割引を、ざっと列挙してみます。

www.go-etc.jp

NEXCO東日本が管轄する高速道路
  • 深夜割引
  • 休日割引(地方部)
  • 平日朝夕割引(地方部)
  • アクアライン割引
  • 圏央道特別割引
  • 圏央道連続利用割引
首都高速
  • 距離別料金
  • 会社間乗継割引
  • 放射道路端末区間割引
  • 埼玉線内々利用割引
  • 中央環状線迂回利用割引
  • 羽田空港アクセス割引
その他
  • ETC限定企画割引

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覚えておくべきETC割引

割引の種類が多くて訳わからん。

ということで、私のような休日メイン&たまに有給休暇を使って平日にレジャー用途で高速道路を利用する人にとって、有用そうなものをピックアップ。

  • いつ(時間帯)
  • どこを走れば(走行区間)
  • どのくらい安くなるのか(割引率)
といった観点で簡単に調べてみました。間違っているところは、個人の戯言だと思って生暖かくスルーしていただきたい。

(1)深夜割引

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  • いつ→深夜0時〜4時の間
  • どこ→首都高、京葉道路、第三京浜、横浜新道、アクアライン以外の高速道路
  • どれくらい→その区間の高速料金から30%割引

こんな感じ。大雑把だけど、頑張って描いたよ高速道路の図。

深夜割引は、対象時間に対象区間を走行していれば割引が適用されるので、例えば

  • 対象区間を23時に入り、5時に降りる(対象時間をまたいでOK)
  • 3時50分に対象区間に入る(出るのは対象時間でなくてOK)
  • (対象時間外に入って)0時5分に対象区間から降りる

といったケースも大丈夫(たぶん)。 

ちなみに、割引対象の区間は多すぎて覚えられないので、逆に対象じゃない区間を覚えておけば大体は網羅できると思う。

 

(2)休日割引

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  • いつ→休日(土日祝日の0~24時まで)
  • どこ→首都高、アクアライン、東京近郊区間以外の高速道路
  • どれくらい→その区間の高速料金から30%割引

この休日割引は、休日に対象区間を走ってさえいればOK。だから、「金曜に高速に入り、土日と対象区間を走り、月曜に高速を降りる」という無茶な走り方でも、休日割引が適用されるはずです。

しかし、なんだよ「東京近郊区間」って。区分けが細かくて覚えられん。とりあえず、東京に近づいたら休日割引はNG!って覚えておこう。
 

(3)平日朝夕割引

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  •  いつ→平日の6時~9時、17時~20時
  • どこ→首都高、アクアライン、東京近郊区間以外の高速道路
  • どれくらい→その区間の高速料金から30%もしくは50%割引

平日朝夕割引で注意したいのは、ETCマイレージに登録していないと対象時間に対象区間を走っていても、割引が適用されないこと。ETCマイレージとは、高速道路のポイントサービスのようなものです。詳細はこちら。

また、対象時間内に高速に入るか、高速を出ないと割引がされない点も注意。深夜割引や休日割引のように、対象時間をまたいだ使い方はNGのようです。

なお、割引率については、月間の高速道路の利用回数によって変わるもよう。

  • 毎月5~9回:30%割引*1
  • 毎月10回~:50%割引*2

ということは……、月間利用回数が0~4回の人は、この割引は適用されないんすか。サンデードライバーの俺には厳しい条件だなぁ。

あと、対象じゃない区間は、休日割引のものに加えて、「横浜横須賀道路」と「新湘南バイパス」が追加になっている。

 

(4)アクアライン割引

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  •  いつ→いつでも
  • どこ→アクアライン
  • どれくらい→非ETC料金3,090円が800円に減額(普通車)

この割引がなきゃ高くてアクアラインを走れないってほどの割引率。3,090円が800円ってかなり安い。軽自動車やバイクだと、非ETC料金2,470円が640円に。

むしろ、安すぎるくらいじゃね。アクアラインといえば渋滞は必至なので、渋滞緩和策として1,500円くらいまで値上げされても俺は許容できるかなぁと思います。バイクでアクアライン渋滞に遭遇すると、まさに蒸し風呂地獄ですから……。 

なお、アクアラインの真ん中にある海ほたるPAでUターンしても、このアクアライン割引が適用されるようです。

なお、ここまでを表にまとめるとこんな感じ。

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(5)ETC限定企画割引

ETC限定企画割引とは、ETC搭載車を対象とした、ある区間の高速道路が乗り放題になる期間限定の割引サービスです。ちなみに事前申込が必要。 

現在(2015年7月時点)で提供されている割引企画をいくつか紹介すると、

  • フェリーでお得 北海道ETCふりーぱす
  • 2015東北観光フリーパス
  • 速旅 湘南・伊豆・箱根おでかけドライブプラン
  • ドラ佐渡

といった感じ。個人的には、ドラ佐渡のネーミングがお気に入り。割引内容は微妙だけど……。

例えば、「フェリーでお得 北海道ETCふりーぱす」は、フェリーを使って北海道へ行き、高速道路を利用する人が対象で、そのフェリー代が割引&高速道路が定額で一定期間乗り降りし放題になる。お盆あたりの北海道ツーリングにぴったりじゃないすかね。

発着ICが指定されていたり、乗り放題区間へ向かう途中で高速を降りると割引が適用されなくなったりといった不自由さはありますが、この割引企画と計画している旅行先が合致するなら、かなり高速代を節約できるかもしれません。

ちなみに、割引企画は不定期に入れ替わるので、思いついたらチェックしておくといいと思う。

  

(6)その他のETC割引

最後に、その他のETC割引ですけど、あまり割引率が良くなかったり、ルールが複雑だったりするので詳細は省略。

■圏央道特別割引

特定区間を走行すれば約500円安くなる。だけど、深夜帯は割引率の高い、深夜割引が適用されるケースが多い感じ。

圏央道連続利用割引

特定区間を走行すれば150~300円安くなる。だけど、深夜帯は(略)。

首都高のETC割引全般

複雑で理解不能/(^o^)\*3

 

調べ終わった感想

休日に地方に出掛けるなら、だいたい休日割引が適用されるんで、そこまで割引を気にしなくても良いかな。有給休暇を取得して平日に遊びに行く時は、平日朝夕割引が適用される時間帯を狙って、ルートをプランニングしてみよう。

 

せっかくのETCを搭載しているなら、割引制度を活用しない手はない。

時間帯や区間が限定されているので、無理に割引を考慮したルートにする必要はないと思いますが、うまく活用して高速代を安く抑えたいですね。その分をレジャーや食事代に当てて、より充実した旅行にしたいものです。

 

【追記】2016年3月31日

2016年4月から首都高を含む首都圏の高速道路料金が改定されるので、こちらも調べてみました! 

 

zankin12yen.hatenablog.com

*1:実際は30%分のETCマイレージポイントが還元される

*2:実際は50%分のETCマイレージポイントが還元される

*3:100~200円安くなるくらいと覚えておけばおk