Ninja400Rのタイヤがパンクしたので自分で修理した(パンク修理キットの使い方)
先日のツーリングの帰りのこと。
走行中にバイクの後ろから、「パンッ」と軽い音が鳴りました。その時は特に異常に気づかなかったのですが、数日後に気になってバイクを確認してみると……。
空気抜けてません……? pic.twitter.com/Sd9Jn9T0SJ
— よんぴる (@yong_pil) 2018年3月10日
なんとリヤタイヤがパンクしてる……。
先ほどの「パンッ」という音は、走行中にリヤタイヤが何かを踏んだ音だったようです。
幸いなことに家から近い場所での出来事だったので自走で帰れましたが、遠方だったらレッカー呼ばなきゃダメなパターンだったろうなこれ……。
タイヤを交換しようにもこのままではショップに行けない。
ひとまずパンク修理をせねば!ということで、パンク修理キットを使って応急処置をしてみました。
パンクの原因はコイツだった
パンク修理を始める前に、まずは空気漏れの犯人捜し。
タイヤの空気が抜けきっていたので一度空気入れで補充してから、タイヤ表面をじっくりと調べると……。
犯人はお前かー!!! pic.twitter.com/iUeNwn01pS
— よんぴる (@yong_pil) 2018年3月10日
せっけん水をかけるまでもなく、目視で簡単に見つかりました。
ちょうどタイヤの溝のところに釘のような棒状の金属が。ほんと、綺麗に刺さってますねぇ……(溜息)
パンク修理キットを購入
パンクの原因が分かったので、パンク修理に取り掛かります。
今回使用したのは、このパンク修理キット。パンク穴にラバースティックをねじ込んで塞ぐスタイルのやつ。
メルテック パンク修理キット オートバイ~乗用車・4WD車まで 収納ケース付き その他5種セット Meltec ML-331
- 出版社/メーカー: メルテック(meltec)
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パンク修理を始めます
初めてなので緊張しています///
パンク修理キットの中身は、スクリュードライバー、インサートドライバー、ラバーセメント、ペット用ジャーキーラバースティック、チョーク、収納ケース。
収納ケースがあるので、持ち運びしやすいのが良いポイントです。
最初は手順の確認
作業前に取扱説明をよく読んで、パンク修理の流れを確認します。作業工程を簡単にまとめるとこんな感じ。
- タイヤに空気を入れる(規定の半分くらい)←ココ重要!
- パンクの原因を取り除く
- スクリュードライバーにラバーセメントをたっっぷりつける
- スクリュードライバーをパンク穴に入れたり出したりする///
- インサートドライバーの穴に、ラバースティックを差し込む
- ラバースティックにラバーセメントをたっっぷりつける
- インサートドライバーを差し込んで、ラバースティックを押し込む
- ラバースティックのあまり部分をカットする
(1)タイヤに空気を入れる
Ninja400Rのリヤタイヤの指定空気圧は2.5[kg/cm2]なので、およそ半分の1.0[kg/cm2]くらい空気を補充します。これをやっておかないと、ラバースティックを押し込む作業で地獄を見ることになる(1回失敗しました)。
(2)パンクの原因を取り除く
お待ちかねの時間です!
ラジオペンチを使って、パンクの犯人を公衆の面前に露わにしてやる!!
なんですかこれは?しかも4cmもある。
てっきり釘だと思っていましたが、なんだろう。
(3)スクリュードライバーにラバーセメントをたっっぷりつける
スクリュードライバーの金属部に、ラバーセメントをたっぷりと塗りたくります。こいつが接着剤の役目をするのかな?
(4)スクリュードライバーをパンク穴に入れたり出したりする///
セメントのついたスクリュードライバーを、パンク穴に差し込みます。
右に回しながら根元まで差し込んだら、右に回しながら半分程度まで引き上げる。この作業を数回繰り返す。
最後に引き上げたタイミングで根元にラバーセメントを塗りたくり、再度スクリュードライバーを差し込んでそのままにしておきます。
(5)インサートドライバーの穴に、ラバースティックを差し込む
インサートドライバーの先端に、裁縫針のような穴が開いているので、そこにラバースティックを差し込みます。長さが左右均等になるように。
(6)ラバースティックにラバーセメントをたっっぷりつける
ラバースティックにもセメントをたくさん塗ります。
(7)インサートドライバーを差し込んで、ラバースティックを押し込む
(4)で差し込んだままにしていたスクリュードライバーを引き抜き、インサートドライバーを差し込んでラバースティックをタイヤの中に押し込みます。回さず!まっすぐに!差し込む!差し……差し込めない?!
タイヤが凹んで、ラバースティックが入らなくて失敗
どれだけ体重をかけて差し込もうとしても、タイヤが凹んで全然入っていかない。ついにはラバースティックが、パンク穴の入口で千切れてしまいました。
(1)をさぼって空気をあまり補充しなかったのが原因。手順はちゃんと守ろう!
空気を入れて再挑戦
空気を入れてもかなり大変な作業です。失敗を繰り返すとパンク穴が大きくなりすぎて、修復不可能になってしまうので慎重かつ力いっぱい差し込む。汗だくになりながらも頑張りました。
(8)ラバースティックの余った部分をカットする
タイヤの表面から3mm残してカット。これでパンク修理の完了です!
パンク修理完了!
仕上げにタイヤに空気を入れて、漏れが収まったかの確認。
せっけん水をかけても泡は立たず。無事にパンク修理が終わりました!
パンク修理をした感想
予想以上に力仕事でした。けど、うまく修理できて良かった!
今回は応急処置でパンク修理をしましたが、このまま履き続けるのも不安なので、タイヤを新調しようと思います。フロントタイヤもスリップサインが出始めていたし、丁度よい機会(と思うことにする)。
最後に、はてなブロガーのfurutake(id:furutakeru)さんからの一言。
ホントですね……。北海道ツーリングのときもパンク修理キットを持って行かなかったので、もしパンクしてたらと思うと😱
— よんぴる (@yong_pil) 2018年3月10日
( ゚д゚)ハッ……!
おっしゃるとおりです。昨年夏に行った北海道ツーリングでパンクしていたら、最高の思い出が最悪の思い出になっていたかも……。
これからはパンク修理キットを常備しようと思います(確固たる意志)