100円ショップのリストサポーターでHDR-AS50の風切音対策
今年の夏に購入したSONYのアクションカムHDR-AS50。
ツーリングではもちろんのこと、登山動画の撮影でも使用しており、思い出の記録に欠かせないアイテムとして重宝しています。
zankin12yen.hatenablog.com
でも、ひとつ我慢できない欠点があるのです。
走行中の風切音が大きい
風雑音ともいうやつです。アクションカムで動画撮影するに当たって、避けられない問題ですね。どんな具合かといいますと、以前のエントリーで公開した動画をご覧ください。
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ある程度の速度になると、ボボボボという雑音が発生してしまいます。アクションカム本体に風が当たらないタンクマウントなら気にならないのですが、ヘルメットマウントではこの有り様だよ!
正面より横を向いたときの方が雑音が大きいですね。それに30km/h以上からは、エンジン音よりも風切音の方が目立つ……。
ちなみに、HDR-AS50には風音低減(低音カット)機能が搭載されていますが、これをONにしても完全には解消されません。
うーん。どうにかして解消したい風切音。
なぜ風切音が発生するの?
現象を解消するには、まずその原理を知る必要がある(`・ω・´)
というわけで、風切音が発生するメカニズムをざっくりと調べてみました。
(私はこの手の分野の人間ではないので、正しくない情報が含まれている可能性があります)
屋外でマイクロホンを使って録音する場合、周辺の空気の移動によってマイクロホンの振動板が動いてしまうことで、ボボボという雑音が発生するそうです。
その雑音は低音域に偏るとのこと。だから、アクションカムの風音低減機能では、低音をカットしてるんですね~。
今のところ関係ありませんが、風切り音はヒューヒューと音がする場合もあって、これはカルマン渦の影響による現象らしい。
これ以上は難しい話で、私が混乱しそうなので割愛します(`・ω・´)カッツアイ
風切音対策
マイクに風を当てない
風がマイクに当たらなければ、風切り音は発生しない。いちばんシンプルで確実な方法ですね。
例えば、アクションカムに接続した外部マイクを、ジャケットのポケットやシート下などに入れてやるという方法があります。
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ほかにも、ボイスレコーダーで音声を別撮りして、撮影後の編集で映像データと統合という方法も考えられます。もちろんボイスレコーダーは風の当たらない場所に設置。
だがしかし、HDR-AS50にはマイク端子が無い!
つまり、外部マイクが使えないのです……。ボイスレコーダーを使う方法なら対応可能ですが、肝心のボイスレコーダーを持っていないので新たに購入する必要があります。そこまでお金をかけたくないので、「マイクに風を当てない」作戦は不採用となりました。
マイクに当たる風を出来るだけ減らす
どうしても風が当たってしまうなら、それを出来る限り低減するしかない。
HDR-AS50は正面の下部にマイクが設けられています。風を低減できる物をここに取り付ければ、風切音が小さくなるはずです。ただ、完全に塞いでしまうと、録音したい音声も入ってこなくなります。適度に隙間があって、適度に風を通さない物が必要。
そこで登場するのが、100円ショップのリストサポーター!
メッシュ構造なので適度な通気性を持ちつつも、風低減に優れる(はず)!
100円ショップのリストサポーターで風切音対策
こうするのじゃ!
リストサポーターはゴムによって締め付けるので、アクションカムへの固定が簡単。粘着テープを使う必要がないので、手軽に着脱もできます。あと値段が安いので、ゴムが伸びたり、汚れたりしても気兼ねなく買い替えらるのも良いところ。
ヘルメットマウントにしたときがこんな感じ↓
見た目はそんなに良くありませんが、アクションカム本体もリストサポーターも黒なので、遠目から見ればそれほど目立たないかな。
それと想定していませんでしたが、ハードレンズプロテクターが良い具合に引っかかって、サポーターがずり上がるのを防いでくれています。
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では、実際にどれほどの効果があるんでしょうか。
リストサポーターの風切音低減効果を確認してみた
公道で試す前に、屋内でその効果を確認してみました。用意したものは、アクションカムを固定する三脚と扇風機。
試験条件
条件 | 内容 |
風量 | 弱・中・強(3段階) |
風方向(ケース1) | 正面からの風 |
風方向(ケース2) | 側面からの風 |
確認結果
動画を撮りましたので、ご覧ください。
※室内が写ってしまうので、映像は画像データに差し替えています。
風方向(ケース1):正面からの風
風方向(ケース2):側面からの風
それなりに低減効果はある!
正確に数字で確認することはできませんが、体感的には風切音がそれなりに低減されていますね!
ただ、風量が大きくなると、やはり効果は薄れてしまうようです。でも、ちゃんと効果は確認できるので、100円で出来る対策としては及第点だと思います!
それと、正面からの風よりも側面からの風に対して低減効果が大きいですね。ヘルメットマウントでは横に向いた時の風切音が大きくて気になっていたので、これは嬉しい結果です。
まとめると
- 風切音の低減効果はそれなりにある
- 風量が大きくなると、低減効果は薄れてしまう
- 風向を比較すると、横から風が当たる場合の方が低減効果が大きい
あとは実際に公道で使ってみて、どうなるかですね。
風切音が入らず、それでいてエンジン音や周辺の音がしっかり録れてくれれば良いんですが。
というわけで、来週開催されるのはてなブロガーツーリングでの活躍に期待したいと思います!