自分のゲーム遍歴を振り返ってみた
ブログネタにちょうど良かったので、今週のお題ってのを書いてみる。
テーマは、「ゲーム大好き」。
ゲームと聞いて、真っ先に思いつくのが「テレビゲーム」でしょう。私の人生の傍らには、常にテレビゲームという存在がありました。周りの友人がファッションについて語っているなか、私はゲームにハマる毎日だったな、そういえば。
自分がこれまでプレイしてきたゲームはなんだったのだろう。せっかくの良い機会ですし、今回振り返ってみることにしましたよ。
最初はやったソフトを簡単に紹介するだけのつもりでしたが、書いているうちに楽しくなってきて長文に。長すぎィ……。
(1)小学校低学年時代 <初めて買ってもらったゲーム>
私が小学校低学年だった当時、ちょうどスーパーファミコンが発売された頃でした。
発売価格は25,000円。小学生には高いおもちゃでしたし、持っているのは少し裕福な家庭の友だちでしたね。よく彼の家にスーファミのゲームをしに遊びに行きました。*1
とは言え、やはり自分のスーファミが欲しくなるもの。親への1年越しのおねだりが叶い、クリスマスプレゼント・お年玉・誕生日プレゼントの全てをまとめることを条件に、ようやくスーパーファミコンを買ってもらったのです。
肝心のゲームソフトですが、小学生の私はどんなラインナップがあるかも分からなかったので、父親のチョイスに任せることに。そのゲームソフトとは……。
超攻合神サーディオン
このゲームは、超攻アーマーと呼ばれるロボットを操作する、横スクロールアクションゲームです。最も特長的なのがその豪華な制作スタッフ。
- 監修:ガイナックス
- メカニックデザイン:カトキハジメ
- 作曲:田中公平
ナディアやエヴァを生み出したガイナックス。ガンダム等のメカニックデザイナーとして有名なカトキハジメ氏。トップをねらえ!、サクラ大戦などの数多くの楽曲を手がける田中公平氏。この3名がコンビを組んだとなれば、どんな神ゲーなんだと期待が大きく膨らむでしょう。さて、このゲームの評価はというと。
知る人ぞ知るクソゲー……と言われているようです。
当時、純朴な小学生だった私が疑問に感じたことを、2点ご紹介しようと思います。
一度セーブデータを作ったらデータリセットするまで見られないタイトル画面
買ってもらったスーパーファミコン。その横にはサーディオン。これから始まるゲーム生活に胸を躍らせつつ、覚束ない手つきでセッティングをし、電源を入れました。
するとテレビに映し出されたのは、ステージセレクト画面。しかも、最初のステージがクリア済み。
少々違和感を覚えつつも、クリア済のステージ1を開始する小学生の私。何度も倒されながらもようやくボス部屋に辿り着きますが、そこに居るはずのボスがおらず、もぬけの殻。
このゲーム、オートセーブ対応なんですが、セーブデータを作成した後に電源を入れると、タイトル画面ではなく直接ステージ画面が表示される仕様なんです。つまり、タイトル画面が表示されるのは、セーブデータを作成する前の初回起動時のみ。
実は、私がプレイする前に父親がこっそりとプレイをしており、ちゃっかり最初のステージをクリアしていたのでした。
ロボット3機を自由に選択できるが、実質的に1機しか使わない(使えない)
サーディオンは4機*2のロボットが存在し、ステージ中に自由に入れ替えができます。厳密には、3機の戦闘デバイスが合体・変形して4種類の超攻アーマー(ロボット)になる設定ですが。
操作できるロボットを簡単に説明すると、
- サラマンダ → 汎用性に優れる。「上方射撃」が可能
- アルセイデス → 攻撃力に優れる。「上方射撃」ができない
- レオパルド → 小柄で狭い場所に入れる。「上方射撃」ができない
と、3機がそれぞれ特徴を持っています。
一方、これらロボットを駆って戦う敵は、飛行タイプが多く、だいたい上空にいます。このため、「上方射撃」ができないアルセイデスとレオパルドの2機では敵を倒すのに大変苦労しました。そして、気がついたら上方射撃のできるサラマンダだけを使用している状態に。
また、物語の後半で変形可能となるサーディオン(パッケージの機体)は、サラマンダの上位互換といえる機体で、使えるようになったらサラマンダは要らない子。
ちなみに、レオパルドはその小さな躯体を活かして、ステージの狭い場所へ入ることができます。しかし、この特長を活かせる場所が全編を通して一ヶ所しかないんです。それも最初のステージ。
その他にも残念な要素がいくつかありますが、色々なサイトで丁寧に解説されているので見てみてください。ニコニコ大百科とかWikiとか。
でも、当時の私はこれがクソゲーだとは思いませんでした。だって、初めての自分のゲームソフトですよ。それに、比較対象のゲームソフトをほとんど知らなかったですし。ただひたすらにプレイを楽しみました。
今となっては思い出補正もあって、個人的に非常に好きなゲームです。もうね、かっこいいんですよ。メカがカッコイイの一言に尽きる。
まず、自機である3機。サラマンダは正統派なロボ。アルセイデスは、昆虫や甲殻類のような生物的な格好良さがあります。レオパルドはビーストかわいい。
そして、パッケージを見てください。サーディオンです。主人公機。白を基調とした青と赤のカラーリング。無条件でかっこいい。さらに説明書には、サーディオンの別イラストが載っています。それがこれ。
このイラスト、小学生時代の私のハートがガッチリと掴みました。このイラストを見るだけで、どんなゲームなんだろうと想像させられ、そしてワクワクしました。
超攻合神サーディオン、確かに内容は微妙だったかもしれません。でも、やっぱりロボットゲームはメカがかっこ良くなくちゃ!
(2)小学校高学年時代 <視力悪化の切っ掛け>
サーディオンを皮切りにスタートした私のゲーム人生。順調に酷使される眼球。そして小学5年生の秋、ついに私の視力にとどめを刺したゲームソフトに出会います。
ポケットモンスター青
説明不要の超人気シリーズ第1作目。
私が買ったのは、店頭販売されていた赤・緑ではなく、 コロコロコミックで限定販売だった青でした。今思えば、なんで青にしたんだろうか。限定販売ってところに惹かれたのか。単純に青色が好きだったのか。
御多分に漏れず、私もめちゃくちゃハマりました。
リザードンに「いあいぎり」と「かいりき」を覚えさせたり(今では考えられん……)、メノクラゲをバグを利用してミュウに変えたり。
それと当時流行った歌の「ポケモン言えるかな」は、暗唱できるほど歌いまくりました*3。今でも少し歌えますもん。母校の校歌はすっかり忘れてるけど。
昼夜を問わずゲームボーイスケルトンと向かい合う毎日。それはもう眼球だって悲鳴をあげます。中学生になる頃には、眼鏡を掛けないと黒板の文字が読めなくなるほどに視力が低下していたのでした。
星のカービィ スーパーデラックス
二人同時プレイができるので、友人とかなりやり込みました。それと同時に、この作品のセーブデータ消失はトラウマ。体験された方も多いんじゃないでしょうか。
下の動画をご覧ください。カービィをやろうと起動したら、これまで進めたデータが消えて「0% 0% 0%」の表示。それを見た私の表情は、まさにこんな感じ→(゚ Д゚ )……
(3)中学校時代 <ゲーム好き転入生との出会い>
中学生時代の遊びや趣味は友人の影響を大きく受けたんだなぁ、と今振り返ってみて思う。
中学2年の春、様々なハードを所有するゲーム好きの友人が転入してきました。彼の影響で、私の中学生活はゲーム一色になってしまったのでした。学校から帰宅したらすぐゲームの毎日。当時、夢中になったゲームは次の2つでした。
モンスターファーム
今でも根強いファンがいるモンスターファーム。これは、モンスターを育てて戦わせるゲームです。
自分が一生懸命育てた自慢のモンスター。それを保存したメモリーカードを持って友人宅を訪れ、バトルをさせたものです。友人が圧倒的に強かったので、全く勝てなかったな。
このゲームの最大の特徴は、PSのゲームソフトのディスクや音楽CDを読み込ませることで、モンスターが誕生するシステムであること。
しかし、中学生の財力では所有するゲームソフト の数も少なく、音楽CDも頻繁に買えませんでした。両親がよく音楽を聞く人だったら家にCDがあったと思いますが、残念ながらそうではなかった。
そこで私がとった行動は、図書館のCDを借りまくること。モンスターを誕生させるため、図書館に足繁く通ったものでした。相川七瀬の「Red」とか、The虎舞竜の「ロード」が図書館にあるのを知ったときは、非常に喜んだことを今でも覚えています*4。
傍から見ると音楽熱心な子供に思われそうですが、ただのゲームオタクですからね、こいつ。
大乱闘スマッシュブラザーズ
こちらも言わずもがなの有名作品。誰でも取っ付き易く楽しめるゲームだったので、私の周りの友人はみんなプレイしていました。
大勢の友人と家に集まって、皆でワイワイ遊んだゲーム。あまりにもやり過ぎて、ニンテンドー64のコントローラーのスティックを折ってしまったのも良い思い出です。当時はマジ泣きしましたが。
(4)大学生時代 <オンラインとの邂逅>
時間を持て余した大学生時代。出会っては行けないゲームと出会ってしまいました。
モンスターハンター
今や10年以上続く、超人気シリーズ。
ゲーム内容のご紹介は省略しますが、私が買った切っ掛けは何気なく見ていたこのテレビCMでした。
「何このゲーム。卵を運んで肉を焼くゲームなの?」
よく分からない魅力に惹かれ、衝動買いで購入。するとその世界にどっぷりハマり、社会人となった現在でもこのシリーズはプレイするほど大好きな作品です。
当時、私にとってゲームとは自分一人か友人と遊ぶものでしたが、このソフトで初めてオンラインを体験しました。
オンラインモードをプレイするには、マルチマッチングBBというサービスに加入し、毎月500円程度のサービス料を支払う必要がありました。貧乏大学生には辛い。でも、見知らぬ人たちとプレイする楽しみはものすごく新鮮なものでした。
10mほどの電話ケーブルを買って、実家の1階にある電話端子から、自分の部屋にあるPS2まで繋いだなぁ。その間、実家の電話が不通になったので、深夜しかオンラインを出来ませんでした。朝までゲームをやったのも、この作品が初めて。
自分のゲーム遍歴を振り返ってみた
こうやって振り返ってみると、ゲーム漬けの人生だなぁと染み染み思いますね。きっと子供が生まれて父親になっても、そして孫ができておじいちゃんになっても、テレビゲームはプレイし続けていると思います。
今までにプレイしたゲームソフトはまだまだ沢山ありますが、これ以上は記事が長くなってしまうので、また次の機会に。
今週のお題「ゲーム大好き」
週刊はてなブログで紹介されました!
公式ブログでこの記事を紹介してもらえました。「ゲーム大好き」のお題をネタに書かれた記事の中から運良くピックアップされたようです。やったぜ!