ふんきちブログ

趣味のために働く既婚サラリーマンのブログ。

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登山初心者(笑)が「三種の神器」を揃えてみた

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趣味ってほどではありませんが、たまに休日を利用して登山に行くことがあります。

登山といっても「観光のついでに山登ろうか」程度のレジャー気分なので、普段着のカジュアルな服装に、3000円で買ったリュックサックを背負い、ランニングシューズを履くという、登山経験者の方々から怒りを買うようなスタイル……。

だったのですが、この度本格的に登山をやろうと発起し、「登山の三種の神器」をそろえてみました。 

 

屋久島に行きたい

そもそも本格的に登山をやろうと発起した理由が、「屋久島に行きたい」と思ったからなんです!

もうすぐ待ちに待ったゴールデンウィーク。どこか旅行したいと観光地をインターネットでざっと調べていたのですが、日本の世界遺産に行ってみたいなと!

日本の世界遺産といえば、白川郷や原爆ドーム、最近であれば富岡製糸場が挙げられますが、私が最初に思い浮かんだのが自然遺産として登録されている「屋久島」。こちらのサイトで屋久島の魅力を説明されています。

縄文杉、ウイルソン株、白谷雲水峡……。豊かな大自然に囲まれる魅力的な場所ではないですか。ぜひ行きたい。

しかも、白谷雲水峡は映画「もののけ姫」の舞台のモデルというところが良い。アシタカとモロの「あの子を解き放て!あの子は人間だぞ!」「黙れ小僧!」のシーンを独りで演じ切りたい。

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次は、屋久島のハイキングコースについて調べてみました。「屋久島」でググると色んなサイトがヒットしますが、次のサイトを拝見したところ……。 

  • 歩行距離:往復約22.0km
  • 所要時間:14時間(宿出発 AM4:00~4:30 ー 帰着~PM6:00)
  • 森の滞在時間:10~11時間

 

えっ、22kmも歩くの……。所要時間が14時間とか半日以上じゃないよ……。この前の「1000人桜ウォーキング」で15km歩いて体がボロボロだったのに、さらに7km歩くのを考えると相当ハードなんジャマイカ。


しかも、このサイトの注意書きには、

※今一度、本当に縄文杉へ行きたいのか考えて下さい。最低でも往復22キロ歩く体力が必要です。普段から運動している人向けのコースです。

あかん。これは舐めてかかると痛い目を見るパターン。というわけで、屋久島へ行くために次の2点をやろうと決意しました。

  • ちゃんとした登山道具を揃えること
  • 低山から徐々に登山して、体を慣らしていくこと

さて、今回の記事では「ちゃんとした登山道具」についてご紹介します。前置きが長くなってしまいましたね。

 

登山の三種の神器とは

ちゃんとした登山道具を揃えるといっても、一度に全ての装備を揃えるのはちょっと厳しい。登山知識がないので何を買えばいいのかわからないですし、なによりお金がないです。

なので、登山をするために最も重要で基本的な装備であり、三種の神器といわれる「登山靴」「レインウエア」「ザック」をまずは揃えることにしました。

早速、登山用品店に駆け込む。ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

 

(1)登山靴

登山道は平坦ではなく、路面状況が不規則・不安定で上り下りの傾斜がある。しかも、それを重い荷物を背負って歩く。

となると、スニーカーのような街歩きの靴じゃ安定感がなくて歩きづらいわ、靴底が滑るわ、足裏が痛くなるわ、足首をひねるわでけっこう疲れるそうなんです。

最悪の場合は命に関わることもあるので、登山靴はきちんとしたものを選ぶのが大事。と、登山用品店のスタッフからアドバイスをもらいました。

登山靴にはローカット、ミドルカット、ハイカットの3タイプに分かれていて、長時間の歩行や岩場・デコボコ道などを歩く場合はハイカットが適しているとのこと。

ですが、私は初心者だということで、ミドルカットの登山靴をオススメしてもらいました。

何種類かある候補のなかから、店内に設置されている凸凹の傾斜を登ったり降りたりして、もっともフィットしたモンベルの「タイオガブーツ」を購入しました。

 (2)雨具

雨の日に登山しないし、雨具は要らないんじゃ?って思っていましたが、どうやら大きな間違いだったようです。

山で身体を濡らすことは、低体温症の危険を伴うとのこと。例え雨が降らない予報だったとしても、山の天気は変わりやすいとよく言われるように、絶対に降らないとは限らないため、雨具は曇りや晴れた日でも常に持ち歩くものなのだそうです。

また、雨が降っていなくても、肌寒いときにはウインドブレーカー(防寒着)として使用できるとのこと。

雨具を選ぶ上で大事なポイントが「透湿性」。

運動してかいた汗が外に排出されないと衣服が濡れて、体温の低下を引き起こしてしまうおそれがあるので、蒸れを逃す機能が大切なんだとか。

つまり、雨具を選ぶときは、外側からの濡れを防ぐ「防水性」に加え、内側の蒸れを逃がす「透湿性」の両方を備えたものが良いらしいのです。

登山用品店のスタッフからは、その2つの性質を両立させたGORE-TEXという素材を使った雨具を勧められました。 

 (3)ザック

そしてザック!

ザックには様々な容量があって、目的にあったザックを揃える必要があります。最初は低山の日帰り登山から始めようと思っていることをスタッフに伝えると、日帰りならば容量は25~30リットルのザックが良いだろうとのこと。

容量は25~30リットルのザックといってもかなりの種類があるので、フィッティングして自分に合うザックを探しました。ザック選びのポイントとしては、

  • 雨蓋がついているものか、ジッパー式か(見た目の好み)
  • ショルダーストラップがフィットするか
  • 背面の形状がフィットするか
  • ウェストベルトがフィットするか

だったと思います。

一緒に選んでくれたスタッフが言うには、ウェストベルトのフィット感が重要だそうです。確かにザックによって形状が様々で、いちばんキツく締めてもベルトがしっかりフィットしないものもありました。

そんなこんなで選んだザックが、カリマーの「リッジ30」です。

価格は購入当時で2万円(2015年4月時点)。予算は15,000円(税込)で考えていたんですが、だいぶオーバーしちゃいました。

 

三種の神器の合計価格

本当は目を背けようと思っていましたが、ここまで記事を書いたのでやるところまでやります。登山靴、雨具、ザックを揃えるのに要した金額を計算しました(店頭購入時の金額です。2015年4月時点)。

  • 登山靴:15,143円(税抜)
  • 雨具:上着15,000円(税抜)、パンツ10,000円(税抜)
  • ザック:18,500円(税抜)

合計金額:58,643円(税込63,334円)

うわぁ……うわぁ……。ここまで揃えた以上、もはや後には退けぬ。

登山がんばります。

登山たのしみます。