ふんきちブログ

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携帯電話代が高いからMVNOにしようと思う

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 文化的な生活を送るためには、今や必需品となった携帯電話。

 持っていない人は居ないんじゃないかというほど普及していますが、ほとんどの人が共通して思うことがあるじゃないかと。

 携帯代、高くね?

 スマートフォンだと毎月の支払額は8千円~1万円。年間にして10万円以上。何もしなくても年間で10万円持っていかれるのって、かなりの金額だと思うんです。

 ガラケーを使っていた頃の携帯代と比べると、最近はべらぼうに高いなと思うんですよね。

 そんなわけで、どうやったら携帯代を抑えられるか考えてみました。この記事のタイトルから、どういう結論に至ったか分かっちゃうと思いますが。

 

1.今の携帯代

 まずは、現状どの程度の出費なのか確認してみました。

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 キャリアはSoftbank、機種はiPhone5(64GB)で、購入してから2年以上経過しているため、端末代の支払いは終了しています。ちなみに、フリーWi-FiやApple Care+等のオプションプランは契約していないので、計算に考慮していません。

 ということで、毎月の支払額は6,949円になります。通話料金を追加すると8,000円はオーバーしてしまいそうですね。

 

2.機種変更した場合

 では、次にキャリアを買えずに機種変更した場合はどうなるのか。

 今iPhone5(64GB)を使っているので、順当にiPhone6(64GB)へ機種変更したケースを想定して、携帯代を計算してみました。

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 以上のように、最初の24ヶ月間は毎月8,579円の支払いになりそうです。あー、高いっすわ……。ちなみに、25ヶ月目からは端末代の支払い分がなくなるので、現状と同じ毎月6,949円。

 

3.大手キャリアへMNPした場合

 お次は、MNPで大手キャリアへ乗り換えた場合。MNPするとキャッシュバックやら下取りやらキャンペーンが豊富で、かなり優遇されてる感じですね。

 あと、現在2年縛りがあるため、転出の際には解約違約金9,500円(税抜)を支払う必要があります。

(1)Softbank→docomoへ

 まずは、docomoへ乗り換えた場合。

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 最初の24ヶ月間は毎月6,075円で現状(6,949円)よりも安いですね。しかもカケホーダイプランなので、通話料はかからないところもポイント。

 また、25ヶ月以降の支払金額は毎月7,020円で、現状とほぼ同額。MNPの優遇っぷりは半端ないっすね。

(2)Softbank→auへ

 次は、auへ乗り換えた場合。

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 最初の24ヶ月間は毎月5,535円。現状(6,949円)より1,400円も安いなぁ。25ヶ月目以降の支払い額は、Softbankと同額の6,949円。

 なんだか今のキャリアに残る理由なんて、無い気がしてきた。

 

 4.MVNOへMNPした場合

 最近流行っているMVNOに乗り換えた場合は、どうなるんでしょう。

 結構な数のMVNO業者がありますが、今回は音声SIM対応でMNPが可能なOCNモバイルONEで想定してみました。


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 料金プランは、音声SIM756円+データ容量4GB/月の1,566円にしました。今もデータは毎月2GB程度しか使っていないので、これで充分です。

 また、端末は自前でSIMフリー版iPhone6(64GB)を入手することとします。計算結果がこちら。

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 SIMフリー版iPhone6たっけぇよ!(2015.3.15現在)

 毎月の支払額は2,322円。さすがMVNO、大手キャリアと比較すると月額料金は3,500~4,500円程度安くなるようです。これだけ毎月の料金が安いと、精神的にも良いですね。ただ、端末を一括購入する必要があるので、これを如何に安く抑えるかが肝ですね。

 

5.グラフで比較する

 数字で見ても違いがハッキリしないので、グラフにしてみました。下のグラフは、横軸を契約月数、縦軸を支払総額としたものです。

(1)現状と機種変更・大手キャリアへMNPの比較

 まずは、現状と機種変更・大手キャリアへMNPしたケースの比較します。

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 上のグラフと表を見ると、現状とMNPがだいたい同じ金額。

 機種代の値引き額が大きいdocomoよりも、毎月の通話基本料が安いauがちょっと安い結果となりました。

 一方、機種変更は……12ヶ月間:106,185円、24ヶ月間:209,129円。

 なにこれ高い。もう今のキャリアに残る意味ないじゃん。

 

(2)大手キャリアへMNPとMVNOへMNPの比較

 では次に、大手キャリアへMNPした場合と、MVNOにした場合を比べます。

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 うーん。やはりSIMフリー版iPhone6の価格が高いせいか、MVNOが大手キャリアより安くなるのは28~30ヶ月後。36ヶ月経ってもあまり総額に違いがないし。

 安価な月額料金がMVNOのウリなのですが、端末代の高さがこれを打ち消してしまっています。iPhoneが欲しいのなら、MNPで大手キャリアに乗り換えるのが、ベターなのかもしれませんねぇ。

 さて、おまけでMVNOへの乗り換えで、端末をdocomoの「Xperia Z3 compact(白ロム)」にした場合を想定してみました(グラフ緑色)。

 OCNモバイルは、docomoの通信網を使用していますので、端末もdocomoのものであれば、問題なく使用可能です。現在白ロムの端末価格は35,000~40,000円でしたので、40,000円と想定して計算してみました。

  すると、SIMフリー版iPhoneと同様にイニシャルコストはある程度必要なものの、大手キャリアMNPの総額に追いつくのは、およそ12ヶ月後。24ヶ月後には、支払総額が40,000~50,000円ほど安くなっていました。

 以上から、携帯電話代を安くするには、

  1. MVNOへ乗り換える
  2. 端末を安く手に入れる

 色々と甘い検証でしたが、とりあえず、この2つの条件を満たせば良いということが分かりました。

 

 うむ。時代はMVNOだ。

 というわけで、MVNOへ乗り換えるという作戦で、購入する端末を検討しようかと思います。今のところの候補は、Xperia Z3 compact(白ロム)かASUSのZenfone5あたりかな。

 

追記(2015/6/23)

大手キャリアを脱出し、MVNOにしました。機種はXperia Z3 compactを白ロムで購入しました。

 

さらに追加(2015/10/15)

MVNOに乗り換えてから6ヶ月が経ったので、使い勝手をまとめてみました。