年始の暇を利用してカウルの塗装にチャレンジしてみた
Ninja400Rを中古で購入して、およそ1年半が経ちました。
前オーナーが慣らし走行を終えてはいましたが、さらに私の手で外装の慣らしを数回行い、いい感じに傷が付いたカウル。
最近傷の多さが目立ってきたので、正月休みを利用してカウルの塗装にLet'sチャレンジしてみました(`・ω・´)
立ちごけ遍歴
納車から2ヶ月:最初の立ちごけ
Ninja400Rが納車されてから2ヶ月目。初めての福島県ソロツーリングで初めて立ちごけをしてしまいました。
休憩に立ち寄った駐車場に入り、空きスペースを探すのに夢中になっていて、ハンドルを右に目一杯切ったまま前進しようとしたら……ガッシャーン。無事、外装の慣らしを完了であります(´;ω;`)
目立つ傷ではなかったですが、初めて立ちゴケで精神的なショックが大きかったです……。独りで立ちごけしたときの切なさ半端ない!
【被害箇所】
- 右カウル全体に擦り傷が付く
- ブレーキペダルが曲がった
- 曲がったペダルがアンダーカウルを凹ませる
納車から1年4ヶ月:立ちごけ再び
実家の駐車場でメンテナンスをしようと、バイクを移動していたときのこと。実家の飼い犬から不意をついた全力タックルを喰らい、バイクもろとも転倒しました(バーニーズマウンテンドッグ。体重40kg超の大型犬)。
【被害箇所】
- 再び右カウルに擦り傷
- 右ミラーが折れる
納車から1年5ヶ月:この傷知らない……
さらに1か月後。ツーリングに行くため、アパートの駐車場からNinja400Rを出そうとバイクカバーを外すと……。左カウルに身に覚えのない傷が多数。
なんぞこれ、この前バイクを乗ったときは左カウルに傷はなかったぞ……。
恐らく同アパートの住民の誰かが倒したと思われる。普通、書き置きとかしておくでしょうに!怒らないから、犯人は正直に名乗り出なさい( #^ω^)ビキビキ
【被害箇所】
- 左カウルに擦り傷
塗装します
【1】まずはカウル外し
準備として、まずは塗装を行うカウルを外します。今回はアッパーカウルの左右を全体的に塗装するので、下の写真のようにごそっと取り外しました。ちなみに右ミラー折れてる。
【2】塗装面を綺麗にします
実家には塗装できる設備がないので、知り合いの自動車整備工場にお邪魔しました。
バイクから取り外したカウルを作業台の上に置いて、ウエス等で綺麗にします。表面に細かい汚れやホコリが残っていると上手く塗料が付かないので、面倒ですがしっかりとやります(`・ω・´)
【3】パテ盛りとヤスリがけ
パテ盛りの前に……
傷が大きくエグれている場合、そのまま塗装すると仕上がりも凹んでしまいます。これを防ぐために、塗装の前にパテを盛って凹みを埋めておきます。
その前にパテ盛りしたい箇所をヤスリで磨いておき、パーツクリーナーとかで充分に脱脂をしておきます。そうしないと、ちゃんとパテが接着しないことがあるみたいです。
ようやくパテ盛り。
後で塗装前のヤスリがけをするので、パテは厚めに盛ります。多少盛りすぎてもあとでヤスリで形を調整できますし。ちなみに、ちょっと記憶が曖昧ですが、使ったパテはこれだったと思います↓
パテ盛りの後のヤスリがけ
パテが完全に乾燥したら、今度はヤスリで丁寧に磨いて形を整えます。
指で表面をなぞるように触れて、段差が感じられなくなったらおk。磨き過ぎるとパテ塗りからやり直しなので慎重に(・ω・´;)
ヤスリがけが終わったら、表面をしっかり脱脂。仕上がりはこんな感じ↓
また、傷の浅い箇所はパテ盛りをせずに、ヤスリがけだけやりました。そういや、ヤスリは何番のを使ったっけ……。
【4】さあ塗装だ!
塗装に使った塗料は、デイトナのMCペインターというスプレー塗料です。色は、サフェーサーシルバー(X04)、ライムグリーン(K12。現在はK45)、クリア(C00)の3種類を使いました。
デイトナ(Daytona) MCペインター #X04 【サフェーサー(シルバー)】 300ml 68658
- 出版社/メーカー: デイトナ(DAYTONA)
- メディア: Automotive
- クリック: 2回
- この商品を含むブログを見る
デイトナ(Daytona) MCペインター #K45 【(新)ライムグリーン/777】 300ml 68611
- 出版社/メーカー: デイトナ(DAYTONA)
- メディア: Automotive
- この商品を含むブログを見る
デイトナ(Daytona) MCペインター #C00 【アクリル系クリア】 300ml 68663
- 出版社/メーカー: デイトナ(DAYTONA)
- メディア: Automotive
- クリック: 3回
- この商品を含むブログを見る
サフェーサーで下地処理
カウルの黒い下地がむき出しになっている箇所には、サフェーサーを使って下塗りします。この処理をしないで塗装すると、下地のせいで黒ずんだ緑色になって残念な結果になるので、手間を惜しまずにやります。
サフェーサーが乾いたらまたヤスリがけするので、ざっくりと適当に塗装してます。この日は気温が低く、なかなか乾かなかったので、ヒーターで炙りました。
水研ぎします
サフェーサーが乾いたら、次は塗装面全体をヤスリで研磨してやります。
上塗り塗料の食いつきを良くするためですが、あまり激しくやるとサフェーサーが落ちてしまいます。耐水ペーパーを使って、慎重に水研ぎしました。
水研ぎが終わってカウルを作業台にセット。マスキングテープやビニールを使って、塗装したくない箇所を隠しました。
いざ、塗装!
まずは、ライムグリーンを3~4回重ね塗り。液だれをさせないように、薄くじっくりとスプレーしていきます。その後に仕上げてクリアを塗装。
そして塗料完了!
いいですねぇ~。この仕上がり、まるでプロがやったようですね!ええ、もちろん知り合いの整備士(プロ)に手伝ってもらいました(`・ω・´)
【5】カウルの組み立て
塗料が乾いたら、いよいよカウルの組み立てです。
おぉ……けっこういい感じじゃね?
早速家に持ち帰って、バイクに組み付けました。
んー……。微妙に色が黄色い……?
純正色のタンクと比較するとよく分かりますが、今回塗装したアッパーカウルの方が、若干黄色くなってます。純正塗料でなく、社外品のスプレー缶なので、このくらいの違いは仕方がないんでしょうか……。
でも、ぱっと見ても大差ないですし、充分に許容範囲だと思います。走行中なら、全然わからないですし!あとは、売るときにバレなきゃオッケー★
そんなわけで、年始の暇を利用してカウルの塗装にチャレンジしてみました。自分でメンテナンスすると、バイクにますます愛着が湧いてきますね(・∀・)